AKB卒業発表後の指原莉乃プロデュース 『=LOVE』の1stコンサートに行って来ました撮ってきました

素敵な時間を過ごさせて頂きました。=LOVEのファーストコンサートです。

今でもワクワクしています。想像以上に素晴らしかった=LOVE(以下、イコラブ)のパフォーマンスでした。
一度、日比谷野音でライブを見ているのですが、明らかにレベルアップしていると感じました。

2019年2月16日、昭和女子大学人見記念講堂はイコラブのメンバーにとって、またファンにとって忘れられない1日になったことでしょう。

セットリストも指原莉乃プロデュースでしょうか、圧倒的に流れでファンを良い意味で巻き込んでいきます。デビュー曲の披露「=LOVE」は定番。そして「それでも好きだよ」の斎藤なぎさのソロなどで前半でお客さんのハートをつかんでいました。

セットリストを見てちょっと、不安だったのが「二人セゾン」と「不協和音」が入っていたこと。欅坂46の歌は色々なグループが演じたいはず。何と言っても、平手友梨奈のパフォーマンスの域にまでに持っていくのは難しいのではと想像していました。

イコ「二人セゾン」を野口伊織と佐々木舞香で

かつて生駒里奈がセンターを務めたAKB48&乃木坂46選抜メンバーで「サイレントマジョリティー」を「FNS歌の夏まつり」で歌いました。さすがでした。「生駒里奈のサイレントマジョリティー」でした。

が、それは生駒里奈だから出来たこと。デビュー1年ちょっとのイコラブでそこまでのレベルまで持っていけるのか......。

「二人セゾン」のパフォーマンスは佐々木舞香と野口衣織の二人。
すみません!不安とか書いて。
素晴らしかったです。
「まだまだ」と本人たちは言うかも知れません。確かに声が裏返ったりもしました。しかし、二人とも歌い切りました。そして踊り切りました。「佐々木舞香と野口衣織の二人セゾン」になっていました。
乃木坂46の「気づいたら片想い」は大谷映美里と齋藤樹愛羅と佐竹のん乃の3人で。とてもデビュー約1年とは思えないほどの出来でした。

写真4谷映美里、齋藤樹愛羅、佐竹のん乃

MCで「筋肉痛」と言っていましたが、よほどのトレーニングを積んだのではと推測しています。

この辺りからテンションはアップしていきました。「二人セゾン」の野口伊織、佐々木舞香のダンスと歌にやられていました。アイドル界においてもハイレベルではないでしょうか。

「不協和音」のレベルも高かったと思います。平手友梨奈の位置を野口伊織と高松瞳が受け持ち「僕は嫌だ!」を2パターンで披露。僕はこのあたりで野口伊織のパフォーマンスに目を奪われていました。この人の表現力には注目です。

続いてAKB48のメドレー。「言い訳MayBe」「大声ダイヤモンド」(途中でHKT48と乃木坂46をはさみますが)。この選曲は指原莉乃の嗜好が入っているのかなと感じました。「ネ申テレビ」でまだ指原莉乃が若手で緑のジャージを着ていた頃。MCのおぎやはぎの小木博明の前で各メンバーが面接を受けるのですが、指原莉乃は「何か歌って」とのリクエストに即座に「言い訳MayBe」を歌っていたからです。

HKT48の「メロンジュース」も盛り上がる曲の定番です。この辺りからイコラブの全員がチーム力を発揮していきます。非常に息が合っていたように感じました。

ここまで既に怒涛の勢いで、歌い踊っていきまます。オリジナル曲「=LOVE」「記憶のどこかで」「僕らの制服クリスマス」「Want You! Want You!」。この流れでメンバーも完璧に「乗って」いたと思います。

中でも注目したのは斎藤なぎさのアイドル性、高松瞳のセンター適性、野口伊織の歌と表現力でした。もちろん他のメンバーの全力ぶりも際立っていました。

全力と言えば、イコラブの良さは「全力」であることのような気がします。舞台の上でのパフォーマンスもそうですが、恐らく練習も全力でやっているのではと、本番のパフォーマンスを見ていると、そう感じさせられてしまうのです。これは是非、現場で感じて欲しいものです。

「現場」で言うと、記しておかなければならない発表がありました。昭和女子大学人見記念講堂に来られたお客さん以外に、イコラブのパフォーマンスを見て欲しいとうメンバーの願いがかなったともいえる、ツアー開催が決定。愛知・ZeppNagoyaで4月11日、4月13日大阪・BIGCAT、4月19日東京・ZeppTokyoにイコラブが来ます。これは必見でしょう。

ファンの声も客席や帰り道で耳を澄ますと聞こえてきます。「なーちゃん可愛いよね」と女子たちが話しています。「凄い良かった」と男子が笑いあっています。僕だけがそう感じたのではなかったのだな、と再確認しました。これからが楽しみなグループです。というか、本当に楽しみにしています。(文◎久田将義 写真◎ⒸSACRA MUSIC /文中敬称略)

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