埼玉県警、紛失遺品の文書を破棄

未解決の小4男児死亡ひき逃げ

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 埼玉県熊谷市で2009年に小学4年の男児が死亡した未解決のひき逃げ事件で、県警が遺族から預かった男児の腕時計を紛失した問題で、担当だった交通捜査課の男性元警部補(60)=定年退職=が、遺族から腕時計を押収したとの記載がある文書を破棄していたことが17日、県警への取材で分かった。県警は公文書毀棄容疑などで元警部補を書類送検する方針。

 県警によると、文書は押収品目録交付書。元警部補は15年9月ごろ、腕時計の記載があったものを遺族から回収し、記載のない文書を再交付していた。

 遺族の代理人弁護士によると、元警部補は腕時計を遺族に返還したように装う文書も作成した。