JR川崎駅の東西を結ぶ北口通路と北改札の開業1周年を記念したイベントが17日、北口通路などで催され、「ミニ南武線」の乗車体験や音楽イベントでにぎわった。川崎市の主催。
北口通路では、県立川崎工科高校の生徒が製作したミニ南武線の乗車会に多くの親子連れが参加。約30メートルの線路上を小さな電車が走ると、親たちは笑顔で乗る子どもを盛んにスマートフォンで撮影した。
電車好きの息子のために宮前区から親子3人で訪れた井上仁さん(41)は「川崎駅も以前に比べ、だいぶきれいになった。北口ができ、京急川崎駅に行くのにも便利になりました」と話した。息子の結仁(ゆいと)君(4)もミニ南武線に乗って「楽しかった」と満足げ。
駅ビル「アトレ川崎」にある開放的な「コモレビ テラス」では、鉄道模型の展示のほか、市立川崎高校付属中学校の吹奏楽部、洗足学園音楽大のバンド「ジャズ・ブラス・ガンボ」の演奏も行われ、催しに彩りを添えた。
市はイベントに合わせてアンケート調査を実施。今後、北口通路でどのような催しを行うか参考にする。