熊本城マラソン、1万4千人早春駆ける 熊日30キロ、片西V

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熊本城をバックにスタートするフルマラソンのランナーたち=17日午前9時5分ごろ、熊本市中央区(池田祐介)
熊日30キロロードレースの男子1位でフィニッシュする片西景(駒大)=熊本市中央区のびぷれす熊日会館前(小野宏明)

 今年で8回目となる熊本城マラソン(熊本市、熊本陸上競技協会、熊本日日新聞社でつくる実行委員会主催)は17日、いずれも熊本市中心部を発着する3部門のコースで開かれ、過去最多となる計約1万4千人が早春の熊本の街を駆け抜けた。

 3部門のうち1957年から続く金栗記念熊日30キロロードレースは104人が競った。男子は駒沢大の片西景選手(21)=東京都=が学生歴代2位の1時間29分34秒、女子は大阪学院大の岡本奈々依[ななよ]選手(21)=愛知県=が1時間45分48秒で、いずれも初の栄冠を手にした。

 歴史めぐりフルマラソンには1万2352人(男子9712人、女子2640人)が出場。男子は熊本大の古川大晃[ひろあき]選手(23)=熊本市=が2時間20分9秒で連覇を飾った。女子は元実業団の岩村聖華選手(34)=氷川町=が2時間55分33秒で初の頂点。復興チャレンジファンラン(3キロ)には1495人が参加した。

 3部門のランナーは午前9時から、通町筋電停付近を部門ごとにスタート。好天にも恵まれ、沿道では主催者発表で約26万5千人が声援を送った。6カ所の応援イベント会場では太鼓や踊りなどのグループが大会を盛り上げた。

 フルマラソンの制限時間(7時間)内にフィニッシュした完走者は、ほぼ前回並みの93・51%。大会事務局によると、観客を含む5人が脱水症状などで救急搬送されたが、いずれも命に別条はないという。

 実行委会長の大西一史市長は大会終了後、「走った人も応援した人も過去最多となり、熊本地震からの復興を後押しする大会になった」と総括した。(猿渡将樹)