派遣社員が正社員を斬りつける刺傷事件 「クボタ」敷地内で何があったのか? 正社員は重体

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「格差」との言葉が取り上げられるようになって久しいが、似たような労働環境にありながらも福利厚生や昇格制度、給与体制に失職不安とあらゆる面で日常的に正社員との「格差」を肌で感じる派遣社員の問題は深刻だ。

そんな「格差」が根底にあるのではとして、情報が不十分ながらも言論が加速しつつある事件が発生となっている。

発端となった事件は茨城県内の大手産業機械メーカー「クボタ」敷地内で、正社員男性が派遣社員男性に刃物で切り付けられ重体とのニュース。

切りつけられた正社員男性、切りつけた派遣社員男性ともに40代。事件の数日前には2人が口論する様子も目撃されていたとあり、警察では殺人未遂事件としての捜査を開始。

派遣社員男性は正社員男性を切りつけたあと、自身も車内で首から血を流し意識不明の状態で発見された。また、派遣社員男性の車からは複数の刃物が見つかるなど計画性も争点になりそうだ。

相次ぐバイトテロ騒動と同時に発生となった今回の派遣社員事件だけに、世間の注目度も高い。

「最近、底辺系の暴走が多いね」
「なぜ負け組はすぐ暴力に頼るのか?」
「切られる派遣、斬られる社員」
「派遣の俺気まずいからこの手のニュースやめろや。派遣ってだけで強く当たられるのに」
「そういう人間を雇わざるを得ない時点でお察し」
「お前のことを下に見てるんじゃなくてお前が下なんだよ」
「バイトの次はこっちか」
「遂に派遣の反撃が始まったか」
「派遣の間で神扱いされそう」
「これを擁護している奴の派遣社員率やべえな」

また、「どうせイビってたんだろ」「いじめすぎには要注意」「もう弱いものいじめにも限界がきてる」と社内イジメや派遣イビリがあったのではと憶測するものも一定数おり、今後明るみになるであろう事件の背景にも注目が集まっている。

冷静な見解としては「たんにケンカした二人が正社員と派遣だっただけ」「マスコミや対立構造を煽って騒いでいる君たちは大きな罪を犯している」との言葉もあるようだが、確かに情報不足な過程で不用意な攻撃、対立構造の構築、バッシングに偏見といった言動は慎むべきだろう。(文◎編集部)

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