SUV「ステルビオ」とスポーツセダン「ジュリア」に高性能ディーゼル新設定
今やクリーンディーゼルエンジンの基本形となったコモンレール式ディーゼル。1997年、世界で初めて市販化したのは、当時のアルファロメオ 156 JTDだった。そんな現代のディーゼルを牽引したアルファロメオがいよいよ最新クリーンディーゼルを日本市場へ投入する。
導入されるのはSUV「Stelvio」(ステルヴィオ)と、スポーツセダン「Giulia」(ジュリア)の2モデルだ。共に新開発の直4 2.2リッターの直噴ターボディーゼルエンジンを搭載し、2019年4月6日より発売する。
クラストップの性能を有するステルヴィオ ディーゼル
ステルヴィオ・ジュリアの開発・設計時に、同時に新開発された直4 2.2リッターの直噴ターボディーゼルエンジンがいよいよ日本にやってきた。1250rpmで300N・mを発揮させるなど、常用域でのドライバビリティを重視した扱いやすい特性を持つアルファのディーゼル。アルミ製エンジンブロックや中空カムシャフトを採用し、エンジン単体重量155kgと軽量に設計されている。尿素SCRなどを搭載し、日本の厳しい排出ガス基準「ポスト新長期規制」もクリアさせた。
なおステルヴィオとジュリアでは、搭載されるエンジン性能などに違いがある。
人気SUVのステルヴィオに搭載されるのは高性能版で、最高出力210ps(154kW)/3500rpm、最大トルク47.9kgf-m(470N・m)/1750rpmを発揮する。0-100km/h加速6.6秒となかなかの加速性能を有する。ステルヴィオのディーゼルは「2.2 TURBO DISEL Q4」(4WD)グレードに設定される。価格は6,170,000円(消費税込、以下同)。
燃費も優れたバランス型のジュリア ディーゼル
いっぽうジュリアに搭載されるのは、最高出力190ps(140kW)/3500rpm、最大トルク45.9kgf-m(450N・m)/1750rpm。燃費にも優れ、WLTCモード燃費で17.2km/Lをマークする(欧州参考値)。グレードは「2.2 TURBO DISEL SUPER」(FR・2WD)で価格は5,560,000円。
[レポート&Photo:オートックワン編集部]