後見業務支援へ中核機関 県内初、延岡市と西臼杵3町

 認知症高齢者らの財産管理や契約を代行する成年後見制度で、延岡と高千穂、日之影、五ケ瀬の1市3町は、相談受け付けから後見人候補者の推薦、家裁への申し立て、後見業務を一貫して支援する県内初の「中核機関」を10月をめどに設置することが18日、分かった。宮崎市も国富、綾町とともに設置に向けて動きだしている。超高齢社会の進展に伴う成年後見の需要が急速に高まる中、弁護士や司法書士ら後見人となる専門職不足を広域連携によって担保し、スケールメリットを生かして権利擁護の課題を解消する。

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