南中 ロボコン全国2位 「努力報われた」

 1月26、27日に東京であった「第19回全国中学生創造ものづくり教育フェア創造アイデアロボットコンテスト全国大会」(全日本中学校技術・家庭科研究会主催)の基礎部門で、長崎市立南中(松尾信一校長、18人)のチーム「ACE」が2位に輝き、全日本中学校技術・家庭科研究会長賞にも選ばれた。
 メンバーは3年生の上野萌恵さん(15)、小川琉輝さん(15)、森響介さん(15)の3人。
 基礎部門は、90秒間で得点エリアにボールを入れ、自陣に残るボールの数が少ない方が勝つ。神奈川県代表と戦った準決勝は、得点エリアのボールは3対3の同点だったが、自陣エリアに残るボールの数が少なかったため優勢勝ち。決勝は山梨県代表に3対1で敗れた。
 3人は14日、市役所に田上富久市長を訪ね、実演を交え結果を報告した。上野さんは「全国大会は九州大会までと違い、みんな『勝ちに来ている』という独特な雰囲気だった」と振り返った。小川さんは「みんなで意見を出し合い、ロボットを製作した。2位となり、努力が報われたと感じた」、操縦担当の森さんは「初めて全国大会に出て、決勝まで進めるとは思っていなかった。実力を出し切れたと思う」とそれぞれ喜びを語った。
 大会には同校のほか、市立中2校3チームが出場。基礎部門に出場した東長崎中と活用部門に出た茂木中「もっちー」は予選敗退、同校「スピリットエース」はベスト8の結果を残した。

ロボコン全国大会で2位に輝いた長崎市立南中「ACE」の3人=市役所

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