業務PCの持ち出しOK 九州FG、顔認証技術を活用 

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顔認証技術によるセキュリティー対策を導入した九州FGの業務用パソコン。事前登録されていない人物の顔を検知すると画面が自動ロックされる=18日、熊本市中央区

 肥後銀行(熊本県)など九州フィナンシャルグループ(FG)は、出社せずに自宅などで仕事をする「テレワーク」推進のため、業務用パソコンに、顔認証技術を活用して第三者による「のぞき見」を防ぐセキュリティー対策を導入した。全国の金融機関で初の取り組みという。

 業務用パソコンはこれまで、顧客情報などの漏えいを防ぐため、社外への持ち出しは原則禁止だった。今回の対策により、子育て中の従業員の在宅勤務が可能になるほか、出張先でもパソコンが使えるようになり、生産性の向上が期待できるという。

 セキュリティー対策は、顔認証システムのセキュア(東京)が提供する新技術を採用。パソコンに内蔵されたカメラに事前登録していない人物の顔が映り込んだり、登録者の不在を検知したりすると、画面が瞬時に自動ロックされる仕組み。

 まずは持ち株会社である九州FGで今年末まで試行・検証。2020年から傘下の肥後、鹿児島の両銀行でも導入予定。「働き方改革につなげたい」としている。(宮崎達也)