雨でも気温高め 多雪地はなだれ注意 天気は今後も周期変化

きょう19日午後は、西日本から東北にかけて雨の降る所が多く、太平洋側を中心に雨脚が強まり、東京都心でも本降りの雨となる見込み。あす20日(水)は太平洋側で天気が回復して、関東や東海を中心に4月並みの気温となり、一部で20℃を超える見込み。来週にかけても全国的に気温が高い予想で、季節の歩みが早まりそうだ。

激しい雷雨のおそれ

 19日午後は西日本から東北で雨となり、九州や四国は昼過ぎにかけて、近畿や東日本は夕方から今夜にかけて、局地的に雷を伴い激しく降る所がある見込み。落雷や突風、短時間強雨による大雨に注意が必要となる。また、全国的に気温が高いため、北陸など積雪の多い地域ではなだれや落雪、融雪による河川の増水などに注意が必要だ。低気圧の通過に伴い、西・東日本の沿岸を中心に風が強まり、波が高くなるおそれがある。

次の雨は22日(金)~23日(土)

週の後半も天気は周期的に変わり、22日(金)には次の低気圧が西から近付き雨の範囲が広がる予想。関東など東日本の降水ピークは、23日(土)の早い時間となりそうだ。24日(日)以降は、日本海側の各地を含めて天気が回復傾向だが、日本付近に湿った空気が流れ込みやすいため、全国的に晴れ間があっても雲が広がりやすい見込み。ただし、気温は平年より高い地域がほとんどで、特に関東から西の太平洋側は朝晩も強い冷え込みはなさそうだ。
(気象予報士・高橋和也)

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