祭りの男が映画に! 日本の祭を再興する若き神輿職人のドキュメンタリー映画『MIKOSHI GUY 祭の男』3月23日(土)~アップリンク渋谷ほか公開!

2019年3月23日(土)~29日(金)にアップリンク渋谷で、 製作協力を行ったドキュメンタリー映画「MIKOSHI GUY 祭の男」が公開となる。 本作は、 少子高齢化の波を受けて、 担ぎ手が減った祭りを再興させることを目的に、 祭りという日本文化を若者や世界へ届けるため製作された。 弊団体代表を務める宮田宣也を主人公に、 映画「OYAKO present to the future」でInternational Film Awards Berlin Best Documentary賞を受賞したイノマタトシ(猪股敏郎)が監督を務めている。

本作は、 主人公・宮田宣也が神輿へ情熱を傾けるきっかけとなった祖父の死や、 東日本大震災といったターニングポイントと、 神輿と向き合う日々を捉えたドキュメンタリー映画。 物語は、 神奈川県小田原市や宮城県石巻市、 岡山県岡山市、 フランス・モンレジョ、 ダクス、 ドイツ・ベルリンなど、 日本だけでなく世界中を舞台に繰り広げられている。 さらに、 出演する宮田宣也や彼の仲間たちが作り上げる祭りや神輿を通して、 彼ら自身の成長や友情も描いた作品。

■出演者・宮田宣也 コメント

日本には数え切れない祭があります。 どんな小さな祭にもその祭を守り,継承するために命を賭けた多くの人々の人生がありました。 地元の祭に情熱を傾けている人達がたくさんいます。 しかし社会は残酷。 集落から人が消え,産業が消え,祭も消えそうになっています。 祭が無くなってしまうということはその里で生きた人たちの思いが途絶えてしまうということです。 過疎や災害,産業の後継者不足など,日本文化は危機に立たされています。 その伝統を僕の世代で終わらせるわけにはいきません。 祭の本質を探求して,その力でこの時代を乗り切る方法を見つけられる。 この映画を通じて僕の挑戦を見ていただき,共に考えるきっかけになれば幸いです。

近年、 世界はすべてが経済でまわり、 人々は損得でしか動かなくなっているように思えてなりません。 この国を変えよう、 社会を変革しようという若者はどこに行ってしまったのか。 そんな時、 この映画の主人公、 宮田宣也と知り合いました。 日本の祭の衰退に危惧を感じ、 神輿を担いで生きていこうと決意した彼の生き様をみてもらい、 一緒に「日本の祭の未来、 日本の社会の未来」について考えていただければと思っています。

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