オガタマノキが白い花 新宮の熊野速玉大社

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 和歌山県新宮市新宮の世界遺産・熊野速玉大社(上野顯宮司)の境内で、オガタマノキの花が見頃を迎えている。

 モクレン科の常緑高木。熊野速玉大社によると、境内にはオガタマノキが2本あり、今月初旬から、3センチほどの大きさの白い花を咲かせ始めた。

 オガタマの名前は、この木を神殿に供えて神の霊を招く習わし「招霊(おぎたま)」からきており、果実はみこが舞などの際に持つ鈴の原型といわれているという。

 友人と旅行で訪れた静岡県の男性(73)は「初めてオガタマノキの花を見た。神聖な場所で奥ゆかしい花を見ることができてうれしい」と笑顔で話した。

 市教委によると、境内にある樹高約21メートルというオガタマノキの大樹は、市の天然記念物に指定されている。

【熊野速玉大社の境内で白い花を咲かせているオガタマノキ(和歌山県新宮市で)】