福岡のアンパンマン施設に新エリア 3月15日に「バイキンひみつ基地」

アンパンマンこどもミュージアムの運営会社ACMとFBS福岡放送で構成する福岡アンパンマンミュージアムinモール有限責任事業組合は、2月14日に記者発表会を開催。福岡市博多区下川端町にある「福岡アンパンマンこどもミュージアム in モール」へ、テレビアニメ「それいけ!アンパンマン」に登場するキャラクター・ばいきんまんがテーマの新エリア「バイキンひみつ基地」を3月15日にオープンすると発表した。

発表会にはFBSの足立久男代表取締役会長、福岡アンパンマンミュージアムinモール有限責任事業組合の飯田政之職務執行者、福岡アンパンマンこどもミュージアムinモールの金森研次館長が登壇。進行はFBSの伊藤舞アナウンサーが務めた。

足立会長は「バレンタインデーという特別な日に記者会見へお出でいただき、誠にありがとうございます。この施設は4月でオープンから丸5年。5周年を記念した事業として、新たに『バイキンひみつ基地』をスタートさせることにしました。スタートは3月15日金曜日を予定。この『バイキンひみつ基地』は一昨年、まず仙台でオープン、去年、神戸にもオープンして、福岡が3カ所目。仙台、神戸いずれも大好評を博し、満を持して福岡に登場しますが、仙台、神戸とは違いまして、福岡は『体験型の遊び空間』といいますか、子どもたちがいっぱい体を動かして遊べるような施設をたくさん用意しております」とあいさつした。

2月に入場者数が250万人に達した同施設だが、最近は海外からの来場者も増加しているという。また、新エリアオープン日より入場料を1500円から1800円へ変更するとも発表した。

この後、ばいきんまんが怒鳴り込みながら会場に登場。足立会長らに「お前たちに言いたいことがある!」と詰め寄る。だが、息巻く様子と裏腹に出てきた言葉は「おれさまの施設を作ってくれて…、ありがとう」と感謝の気持ちだった。その勢いのまま、ばいきんまんが新エリアの説明をバトンタッチ。だが、擬音を多用したあいまいな説明が続いたため、広報担当者が補足するという展開が繰り広げられた。それによると、新エリアの広さは約220平方メートル。ばいきんまんが作った巨大メカのコックピットやトレーニングゾーン、トランポリンなどで構成され、モニターをのぞき込んだ自分の顔がばいきんまんの仲間に変身する仕掛けのデジタルコンテンツもある。

金森館長によると、新エリアの増床は同施設として初めて。仙台や神戸の「バイキンひみつ基地」とは6、7割ほど内容が異なるという。目標来場者数は前年度の55万7千人から57万5千人へと103%の増加を目指す。

3月15日には新エリアのオープニングセレモニーも開催予定。同日は金曜のため、FBSの情報番組「めんたいワイド」(月~金曜午後3:48)で取り上げられる可能性が高そうだ。

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