UEFAチャンピオンズリーグ・ベスト16のビッグマッチ、リヴァプール対バイエルン・ミュンヘンが火曜日に行われる。
この試合に向けて、両チームに所属したスター選手を写真とともに7名振り返ってみよう。
ジェルダン・シャキリ
バイエルン所属:2012~2015年
リヴァプール所属:2018年~
バイエルン・ミュンヘンとリヴァプールの両方に所属した選手の中で、唯一今もどちらかでプレーしているのがシャキリだ。
ユルゲン・クロップ監督に愛される天才アタッカーは主にベンチスタートで切り札となる存在。膠着した状況で投入された際には常に力を発揮しており、高い信頼を得ている。
シャビ・アロンソ
リヴァプール所属:2004~2009年
バイエルン所属:2014~2017年
リーガを席巻したレアル・ソシエダで躍進の立役者となり、2004年にラファ・ベニテスが率いるリヴァプールへとやってきた稀代のプレーメーカー。2009年にレアル・マドリーに移籍するまで210試合に出場した。
そして2014年にはバイエルン・ミュンヘンへ。ジョゼップ・グアルディオラの下で戦術の中心的な役割をこなし、117試合に出場したあと現役を引退した。
ペペ・レイナ
リヴァプール所属:2005~2014年
バイエルン所属:2014~2015年
バルセロナの下部組織で育成されたが、トップチームではあまり高い評価を得られず。2005年にベニテス監督の誘いでリヴァプールに加入し、長く守護神としてゴールマウスを守った。
2013年にはナポリへとローン移籍し、その後バイエルン・ミュンヘンへ。マヌエル・ノイアーのサブだったことからシーズン3試合の出場に終わり、1年でナポリへと完全移籍している。
ディートマー・ハマン
バイエルン所属:1992~1998年
リヴァプール所属:1999~2006年
リヴァプールで長くプレーした貴重なドイツ人選手。バイエルン・ミュンヘンの下部組織からトップチームに昇格し、6シーズンで143試合に出場した。98年のワールドカップでプレーしたあと、イングランドへ。
ニューカッスルでの1年で活躍し、リヴァプールへと移籍。プレミアリーグでは主力として中盤を支える存在となり、カップ・トレブルやUEFAカップ優勝、チャンピオンズリーグ優勝などに貢献した。現在はクロップと同じく植毛経験者としても有名。
マルクス・バッベル
バイエルン所属:1991~1992年、1994~2000年
リヴァプール所属:2000~2004年
バイエルン・ミュンヘンの下部組織で育成された屈強なディフェンダー。一度ハンブルガーSVに移籍したものの呼び戻され、バイエルンでは261試合に出場するなど活躍した。
そして2000年にはリヴァプールへと移籍。当初は活躍したもののギラン・バレー症候群に罹ってしまったために68試合の出場に留まった。現在はオーストラリア・Aリーグのウェスタンシドニー・ワンダラーズ監督。
クリスティアン・ツィーゲ
バイエルン所属:1990~1997年
リヴァプール所属:2000~2001年
ユース時代にゴールキーパーから中盤に転向したというツィーゲ。長身サイドバックとして才能を開花させ、1990年から長くバイエルン・ミュンヘンの主力となった。
その後ミランとミドルズブラを経てリヴァプールへと加入。ただ、その際に違法なアプローチがあったとしてクラブ&選手両者に罰金が言い渡されている。2002年に移籍したトッテナムではツィーゲ本人が度重なる怪我に苦しめられることに…。
エムレ・ジャン
バイエルン所属:2009~2013年
リヴァプール所属:2014~2018年
バイエルンの下部組織で育成されたものの、トップチームではわずか7試合の出場のみ。2013年に移籍したレヴァークーゼンで10代ながら活躍を見せ、リヴァプールへと引き抜かれた。
3バックの一角やボランチとして継続的に好プレーを見せ、「NEXTケディラ」として期待を受ける。アンフィールドで166試合に出場したあと、契約満了でユヴェントスへと去っていった。