硫黄山県道に新ルート 噴気避け複数検討

硫黄山から約500メートルの地点に出現した新たな噴気地帯(下)。付近の県道小林えびの高原牧園線の路面には傷みが確認されている=昨年4月26日、えびの市・えびの高原(共同通信社ヘリから)

 霧島連山・硫黄山(1317メートル)の火山活動で通行止めが続くえびの市・えびの高原の県道小林えびの高原牧園線(県道1号)について、県が規制解除後すぐに噴気地帯を迂回(うかい)する新ルートの着工を検討していることが19日、分かった。噴気などにより路面が波打つなどして傷んでいるほか、道路下の空洞化も懸念されるため。解除後すぐに着工することで観光面の早期回復を目指す。

© 株式会社宮崎日日新聞社