崎戸に生活支援ボランティア 「地域のおたすけマン」3月1日始動! 高齢者のごみ出しなど想定

 長崎県西海市崎戸町の有志でつくる生活支援ボランティアグループ「あなたの地域のおたすけマン」が来月1日から活動を始める。幅広い世代が「無理なく参加できるよう」活動範囲を会員の隣近所などに限定。事務局の市社会福祉協議会崎戸支所は「生活にボランティアをプラスするきっかけになれば」と話している。
 「おたすけマン」は町内の60~70代の男女8人。生活支援は13項目で、高齢者や体の不自由な人の利用を想定している。ごみ出しや包丁研ぎ、草むしりなどは有料(50~500円)。買い物支援は、会員が自分の買い物をする時に合わせた「ついで買い」に限定するなど負担軽減を図る。電池交換、宛名書き、話し相手(30分程度)など無料メニューもある。
 会員は、自らが活動できる範囲にチラシを配布、事務局が電話で申し込みを受け、派遣を調整する。料金は会員に掛けるボランティア活動保険などに充てる。
 グループ代表の尾崎栄治さん(65)は「地域の高齢化が進んでいる。活動を通じて親交を深め、助け合うことができれば」と話す。
 事務局は、現時点では会員が限られるため、対応できないこともあるとして「活動を点から面へ広げたい。若い世代の参加も歓迎」と呼び掛けている。問い合わせは市社協崎戸支所(電0959.35.3555)。

14日の発足会で、グループの運営について話し合う会員ら=西海市社協崎戸支所

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