関東周辺 午後は20℃超えも 週末にかけても天気変わりやすく

関東周辺 午後は20℃超えも 週末にかけても天気変わりやすく

 きょう20日(水)は全国的に気温が上がり、各地で春本番の陽気となっている。ただし、晴れる太平洋側も午後は大気の状態が不安定となり、関東でにわか雨や雷雨となる所がありそうだ。あす21日(木)以降も天気の変化は小刻みで、22日(金)には西から再び雨が降り出す見通し。

20日(水)午後9時の雨の予想

ポカポカ陽気だが、花粉多い

 きょう20日(水)は南から暖かい空気が流れ込み、全国的に気温が上がっている。東京都心は午前11時前に気温が15℃を超えたが、昼過ぎにかけては19℃と4月中旬頃まで上がる見込み。関東の内陸や甲信南部、静岡県では、20℃を超える所もありそうだ。過ごしやすい陽気といえるが、朝との気温差が大きく身体には負担がかかりやすい。また、雨上がりの晴天という条件もあり、関東南部や静岡県は花粉の飛散量が多くなり、特に静岡県は伊豆を中心に非常に多く飛ぶ予想だ。
 
 また、関東では20日夕方から、北部を中心に雷雲が発達する可能性があり、東京都心など南部でも帰宅時間帯は急な雨に見舞われるおそれがある。天気の急な変化、落雷や突風などに注意が必要だ。

週間天気予報

天気変化早い 日曜日は晴れ

 21日(木)は移動性の高気圧に覆われるため、全国的に晴れる地域が多い見通し。朝まで雪や雨の降っている北陸から北の日本海側でも、午後になると次第に晴れ間が戻りそうだ。ただし、天気の変化が早く22日(金)は西日本を中心に雨が降り、23日(土)は東・北日本を中心に雨や雪の範囲が広がる見通し。24日(日)は高気圧に覆われて、全国的に青空の広がる所が多そうだ。
 
 なお、週末から週明けにかけても、強い「寒の戻り」はない予想。東京など関東は週末に気温が平年並みに落ち着く日もあるが、西日本を中心に気温の高い傾向が続きそうだ。北陸の山地など雪が多く積もっている地域でも、この時季としては気温が上がる予想だ。なだれや、融雪による河川の増水などに引き続き注意が必要となる。(気象予報士・寺本卓也)

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