大谷のエンゼルス入りは「史上最も衝撃的なFAの決断」の1つ? MLB公式が選出

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エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

ヤンキースやドジャースを選ばずエンゼルス入団「多くの人に衝撃を与えた」

 大きな注目を浴びていたマニー・マチャド内野手がパドレスと10年総額3億ドル(約331億7000万円)で契約合意に達し、ここから活発に動き出すことが期待されるメジャーリーグのFA市場。過去には多くのドラマも生まれてきたが、これまでに最も大きな驚きを与えた選手、球団と言えば……。MLB公式サイトはマチャドの契約合意を受けて「MLB史上最も衝撃的なFAの決断」と題した特集記事を掲載しており、エンゼルスの大谷翔平投手の名前も登場している。

 昨年から市場が停滞し、年俸高騰に歯止めがかかっていることから、選手からの不満の声も出始めているFA制度。ただ、記事では「1974年に現代で最初のFA契約が結ばれて以降、球界に衝撃を与え、メジャーのパワーバランスを変えたFA契約がいくつかある」と言及。代表例を挙げている。

 その中に「2017-18:ショウヘイ・オオタニがエンゼルスと契約」が登場。エンゼルスを選択したことは、米国内ではやはり驚きだったようだ。

 記事では「メジャーデビューする前からメジャーを魅了した日本の二刀流スーパースターであるオオタニの争奪戦は、そのオフ最注目の話題であった」と説明。2016年オフに結ばれた新労使協定の影響で、25歳未満の海外FA選手はマイナー契約からスタートしなくてはいけなくなったが、ポスティングシステム(入札制度)での移籍だった当時23歳の大谷もその対象となった。“破格”で才能あふれる二刀流を獲得できるとあって、ポスティング前から大争奪戦が予想されていた。

「全30球団がオオタニ獲得に向け動き、この23歳にとって自分たちの球団がなぜ理想的か説明する資料を提出したが、エンゼルスと共に最終候補に残ったのは、カブス、ドジャース、ジャイアンツ、マリナーズ、パドレス、レンジャーズだった。オオタニがエンゼルスを選んだという事実、特に近くに本拠地を構え、その年にワールドシリーズ進出を果たしたドジャースよりもエンゼルスを選んだことは、多くの人に衝撃を与えた」

 記事では、このように回顧。また、当初は米メディアの中で大本命と見られていたヤンキースが“書類選考”の段階で脱落し、面接にすら進めなかったことも話題となった。

「ビリー・エプラーGMによると、最終的には、エンゼルスの“家族のような雰囲気”と“快適度”により、オオタニはエンゼルスを選んだ。オオタニは期待に応え、2018年ア・リーグ新人王に輝いた。トミー・ジョン手術が必要となった怪我により離脱したが、367打席に立ち、.285/.361/.564、22本塁打、マウンドでは防御率3.31、奪三振率30%の成績を残した」

 開幕前にメジャー契約を結び、デビューを果たした大谷は、年俸54万5000ドル(約6000万円)で大活躍。新人王に輝いたパフォーマンスを記事では「期待に応えた」と称えている。

 特集ではこの他に、2013年オフのロビンソン・カノとマリナーズの契約、2011年オフのアルバート・プホルスとエンゼルスの契約、2000年オフのアレックス・ロドリゲスとレンジャーズの契約、1992年オフのバリー・ボンズとジャイアンツの契約などが挙げられている。(Full-Count編集部)