【卓球・Tリーグ】3位をかけた命運を分ける一戦 ニッペMと名古屋が直接対決へ<見どころ解説>

写真:ソヒョウォン(トップ名古屋)/提供:©T.LEAGUE

<Tプレミアリーグ2018/19シーズン 2月20日(水) おおきにアリーナ舞洲>

20日19:00より、ノジマTリーグの日本ペイントマレッツ(以下、ニッペM)とトップおとめピンポンズ名古屋(以下、名古屋)の対戦が、おおきにアリーナ舞洲にて行われる。勝点19で3位のニッペMと、勝点12で4位の名古屋というカードだ。両チームとも3位争いが佳境に入ってきた。今回の試合を含めてニッペMと名古屋の直接対決は残り2回。ニッペMは今回勝利できれば3位にかなり近づくだろう。対する名古屋は直接対決を含めシーズン残り4試合あるとはいえ、一敗でもすればその時点で最下位の可能性が高くなる。両チームともに負けられない一戦だ。過去の対戦成績はニッペMが3勝2敗で勝ち越しているが、今回はどうなるのか。その見どころを解説する。

ニッペM vs 名古屋 前回の対戦

ニッペMと名古屋は前回、2月11日に名古屋市(武田テバオーシャンアリーナ)で対戦しており、その際はマッチカウント3-1でニッペMが勝利を収めている。馮天薇と蘭曦(ニッペM)のダブルスが危なげなくまず一勝。その後のシングルスでも李皓晴(ニッペM)、馮天薇(ニッペM)が快勝。外国人選手が強さを見せ、ニッペMが勝利を収めている。

前回のスコア 名古屋 1-3 ニッペM
鈴木李茄/安藤みなみ 0-2 馮天薇/蘭曦○
8-11/5-11

○ソヒョウォン 3-1 加藤美優
6-11/13-11/18-16/11-9

安藤みなみ 1-3 李皓晴○
11-8/7-11/14-16/6-11

森薗美咲 1-3 馮天薇○
5-11/4-11/11-6/8-11

2/20 ニッペM vs 名古屋 ベンチ入り選手の紹介

※2/19時点の発表。()内はTリーグランク
■ニッペM
馮 天薇(S)
蘭 曦(A)
李 皓晴(AAA)
松平 志穂(A)
打浪 優(A)
加藤 美優(AAA)

ニッペMはポルトガルOPから帰国した加藤美優がベンチに復帰。馮天薇に集まりがちだった負担を減らしたい。日本人選手としてチームを引っ張る意地を見せたいところだ。ダブルスペアは馮天薇とランシが引き続き起用されるか。

■名古屋
エリザベタ サマラ(AAA)
森薗 美咲(AA)
鈴木 李茄(AA)
ハン イン(S)
ソ ヒョウォン(AAA)
安藤 みなみ(AA)

対する名古屋は前回対戦からベンチ入りメンバーを2人入れ替えた。ハンインは実力上位は明らか。2/3のKA神奈川戦では女子個人マッチ勝利数ランキング2位の袁雪嬌をあと一歩まで追い詰めた。サマラは久しぶりのベンチ入り。出場機会があれば何としても期待に応えたい。

2/20 ニッペM vs 名古屋 見どころの詳細

ニッペMはおそらく馮天薇と蘭曦のダブルスペアでスタートする可能性が高い。前日KA神奈川に敗れたが、決して試合内容自体は悪くない。隙を見せず勝利したい。馮、加藤、李はシングルス個人マッチ勝利数ランキングでは名古屋のメンバーより上位だ。シングルスでも取りこぼしなく早めに決着をつけたいところ。

対する名古屋は、3連敗中のダブルスに勝ち星を期待してもいい頃。連戦で疲れが溜まっているはずの馮天薇と蘭曦(ニッペM)に一泡吹かせたい。またシングルスでの注目はソヒョウォン。ヴィクトリーマッチを含めニッペMに3連勝中だ。ソヒョウォン、ハンインあたりがシングルスで2勝を稼げれば、勝機はある。

ニッペMは残り試合数が2試合なので不確定要素を除くためにも名古屋との勝ち点差を広げておきたい、名古屋は勝てばシーズン最下位脱出も見えてくる。ニッペM対名古屋の試合をぜひ目の当たりにしよう。

文:ラリーズ編集部

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