東海道新幹線社内の壁を刃物で損壊 「むしゃくしゃして」

©株式会社神奈川新聞社

 三島-熱海間を走行中の東海道新幹線の車内で、持っていたはさみで壁に複数の傷を付けたとして、神奈川県警小田原署は20日、器物損壊の疑いで、自称名古屋市南区、無職の男(56)を現行犯逮捕した。乗客らにけがはなく、運行にも影響はなかった。

 

 逮捕容疑は、20日午後4時25分ごろ、名古屋発東京行き「こだま660号」(16両編成)の車内で、座席右側の化粧パネルをはさみでたたくなどして約10カ所の傷を付けた、としている。署によると、男は「むしゃくしゃしてやった」などと供述、容疑を認めている。

 

 署によると、男は名古屋駅から乗車後、5両目の先頭の3列シート窓側に座っており、「品川駅に向かっていた」などと供述しているという。目撃した乗客から連絡を受けた車内巡回の警備員が男を取り押さえ、小田原駅に到着後、110番通報で駆け付けた署員に引き渡した。

 

 東海道新幹線では昨年6月、走行中の車内で男女3人が殺傷される事件が発生している。