吾平かくれ念仏に光 住民、奉仕で洞穴守る 鹿屋・黒羽子集落

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 鹿屋市吾平町鶴峰東町内会の黒羽子(くろはね)集落の山中に、藩政時代の名残とみられる「かくれ念仏」の洞穴跡がある。住民らは後世へ残そうと、周辺の道路整備や清掃に努めている。地域の埋もれた歴史に光が当たりそうだ。
 洞穴跡は国有林内の高さ約10メートルの切り立った岩の下に位置し、入り口の幅約3メートル、高さ約1メートル。中は狭く、腰をかがめないと移動できない。奥行き6メートル、広さ八畳ほどで、須弥壇(しゅみだん)跡を確認できる。現在、石像や石碑が安置されている。

かくれ念仏の洞穴内。保存活動をする黒羽子菊哉さん(左)、黒羽子勝志さん=鹿屋市吾平町