タイガースがハリソンと1年契約へ マーサーと二遊間コンビ再結成

日本時間2月21日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、タイガースはフリーエージェントの二塁手、ジョシュ・ハリソンと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。MLBネットワークのケン・ローゼンタールが契約合意を最初に報じた。身体検査の結果を待って、正式に契約成立が発表される見込みだが、タイガースは昨年12月にジョーディ・マーサーと1年契約を結んだのに続き、またしてもパイレーツ出身のミドル・インフィールダーをチームに加えることになった。

ローゼンタールが「レギュラーの二塁手としての起用が予想される」と報じたように、ハリソンは新天地タイガースで正二塁手を務める見込み。昨季までパイレーツで二遊間コンビを形成していたハリソンとマーサーが、そっくりそのままタイガースで二遊間コンビを務めることになる。

ハリソンの加入により、タイガースは正二塁手としての起用が予想されていたニコ・グッドラムを内外野兼任のユーティリティ・プレイヤーとして、チーム事情に合わせて起用することが可能になる。たとえば正一塁手のミゲル・カブレラが休養で欠場したり、指名打者に入ったりする際には一塁手として出場することになるだろう。また、ハリソンが加入することにより、有望株二塁手のダウェル・ルーゴがAAA級で1年間の実戦経験を積むことも可能になり、課題である選球眼を向上させるための時間を作ることができる。タイガースにとって、理想的な補強であると言えるだろう。

昨季のハリソンは左手骨折の影響もあってレギュラー定着後最少となる97試合の出場に終わり、打率.250、8本塁打、37打点、3盗塁、OPS.656と不本意なシーズンを過ごした。打率.315の活躍を見せた2014年と自己最多の16本塁打を放った2017年にはオールスター・ゲームに選出され、通算では773安打、打率.277、OPS.725をマーク。まだ31歳と老け込む年齢ではなく、3度目のオールスター・ゲーム選出に手が届くような活躍が期待される。

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