バルセロナの中心は今でもリオネル・メッシだが、メッシが退団した時のことをそろそろ考え始めておくべきだろう。メッシも31歳を迎え、キャリアの最後にはアルゼンチンの古巣ニューウェルズ・オールドボーイズでプレイしたいとの構想を抱いているという。そう考えるとメッシがバルセロナでプレイする時間はそれほど長くないのかもしれない。
スペイン『as』によると、クラブのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長もメッシがいない時のチーム構成を考え始めているそうだ。現在メッシは2021年までクラブとの契約を残しており、バルセロナ側は延長する考えでいる。しかしメッシが退団した時に備え、チームをどう作っていくのか会長もビジョンを描き始めている。
「我々はすでにそのことを考えているが、まだ遠い未来のことだ。メッシはまだ若い。31歳の選手で、パフォーマンスは非常に良いし、どんどん良くなっている。契約は残り2シーズンあるが、私は2021年以降も延長すると考えている。ただ、若いタレントのことを考えないといけない。メッシがいなくなった時、誰も代わりはできない。これは不可能なんだ。バルサの中にも外にもね。監督はどうプレイしていくのか考えないといけないけど、バルサのアイディアは同じだよ」
昨夏にはクリスティアーノ・ロナウドがレアル・マドリードを去り、レアルは穴埋めに苦労している。若いヴィニシウス ・ジュニオールが伸びているが、得点数ではロナウドに歯が立たない。メッシと同じくロナウドも代役を用意するのが不可能な選手なのだ。
当然バルセロナもメッシが抜ければチーム力が大きく落ちる。代わりを見つけるのは不可能で、バルサの哲学は残しつつも別の攻撃の形を用意する必要があるだろう。