ナショナルズ・レンドン 球団との契約延長交渉に前向き

今オフ、ブライス・ハーパー、ダニエル・マーフィー、ジオ・ゴンザレスら主力選手がフリーエージェントとなり、戦力の再構築を強いられたナショナルズだが、今季終了後にはリーグ屈指の三塁手であるアンソニー・レンドンがフリーエージェントとなる。関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、ナショナルズはレンドンに対して正式な契約延長のオファーを提示していないようだが、両者は契約延長に向けて前向きな姿勢を示している。レンドンはシーズン開幕後の交渉も受け入れる意向であり、契約延長の実現に向けて展望は明るい。

ナショナルズはスプリング・トレーニングの期間中にレンドンとの契約延長交渉を行うことが予想されている。レンドンは「双方が満足すれば契約延長が実現するだろうし、そうでなければ(来オフのフリーエージェント市場において)何が起こるかを見守ることになるだろう。すでにたくさんの話し合いをしているけど、まだまだこれからだよ」と語っているが、レギュラーシーズンの開幕を契約延長交渉のデッドラインとするつもりはなく、その後の交渉にも応じる意向だ。

2016年5月には同僚のスティーブン・ストラスバーグが7年1億7500万ドルの契約延長を実現させており、レンドンも同様のプロセスを踏む可能性がある。「(球団側が)話し合いをしたいのであれば、僕はすべて聞き入れるよ。僕は話を聞くのが大好きだからね。話し合いが僕を困らせるということはない。もし(契約延長の)話し合いが(レギュラーシーズンに)悪影響を及ぼすのであれば、僕はそれにしっかり対処する。今のところ、そのような兆候は全くないけどね」とレンドンは、レギュラーシーズンを戦いながらの契約延長交渉に自信を見せる。

マイク・リゾーGMは「我々はアンソニーを愛している。私は彼を発掘して、我々は彼をドラフトで指名し、契約し、育ててきた。彼はこれからも長期にわたってナショナルズのユニフォームを着るべき選手なんだ」とレンドンへの想いを口にしており、レンドンとの契約延長を戦力構築における必須事項に挙げる。「相思相愛」とも言える両者が数ヶ月以内に契約延長を実現させる可能性は、極めて高いと言えそうだ。

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