苦境のチェルシー監督「システムを問題視するのは間違い」と断言

『Independent』は20日、「チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は、問題は選手の勝負弱さにあると話した」と報じた。

今季チェルシーの指揮官となったサッリ氏。開幕から連勝を続けるなどして評価を高めたものの、その後大きく調子を崩してしまった。

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アンカーに起用されているMFジョルジーニョがマークされるようになり、チームを支えていた戦術が逆に穴となってしまう状況が続いている。

ボーンマスやマンチェスター・シティに大敗したためにオーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏の不満も高まっており、来週にも解任されるのではないかと伝えられる。

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しかし、木曜日のヨーロッパリーグに向けた記者会見でサッリ監督は以下のように話し、戦術よりも選手のパフォーマンスが問題だと指摘したという。

マウリツィオ・サッリ 「システムを問題視するのは間違いだ。

私はよく知っている。負けているときにはストライカーを入れなければならない。勝っているときにはディフェンダーを入れなければならない。

しかし、私は違った方法でサッカーを見たいのだ。

私は考えなければならない。我々はどうすれば改善できるのか、すぐに改善できるのかどうか。

結果は試合の全てではない。ユナイテッドとの試合では、我々のプレーは徐々に良くなっていった。特に前半は。

大きな問題を解決しなければならない。両方のペナルティエリア内での攻撃と決意の問題だ」

(批判するファンの意見を変えられるか?)

「3~4試合を連続して勝ち取る必要がある。それが唯一の解決策だ。

ファンの欲求不満は理解できる。彼らは勝つのに慣れている。我々は今苦しい状況にある。だからとてもよく理解できる。

その他の方法はない。我々ができるのはいいパフォーマンスを結果を出すことだけだ」

(アブラモヴィッチ氏やグラノフスカヤ氏とは会ったか?)

「これからも長い間チェルシーの監督でいられる。そう考えられなければならない。さもなくば、働くことはできない。

ここに長い間いられるかどうかはわからないが、そう考えなければいけない。長期的目標の下で働きたいからだ。

もちろん現時点では3~4連勝することは非常に困難だ。しかしサッカーではすべてが一晩で変わることがある。よく知られているようにね。

まずは第一にいいパフォーマンス、いい結果、そして何でもできるのだという自信を持つことだ」

「時間がないので、あまり簡単ではない。問題を解決しようとはしているが、難しい。選手と話し、ビデオで間違いを避けられるようにしている。

3日毎にプレーしなければならないので、容易ではない。ピッチでは時間がない」

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