「マフラーを交換するメリット」とは? 吸排気のスペシャリスト「EXART」にその魅力を聞く【 Vol.1】

マフラーはクルマの性能や見た目を大きく左右するパーツ

EXART new jimny

エンジンを搭載しているものであれば、必ず装着されているのがマフラー。マフラーには大きく分けて、エンジンで発生した排気を車外に放出する役目と、その時に発生する音を小さくするという2つの役目を担っている。

と、言葉で言ってしまえばとても簡単ではあるが、実際のマフラーはエンジンの性能にも大きく影響する部分であり、多くのアフターパーツメーカーが “社外品”と呼ばれるマフラーを多くリリースしていることをご存知の方も多いだろう。

そこで今回は、アフターパーツとしてのマフラーはもちろん、ユーザーの希望をくみ取って一品もので作る、いわゆる“ワンオフマフラー“を多く手掛けるEXART(エクスアート)の代表取締役である伊藤誠さんにマフラーについてお話をお伺いしてきた。

伊藤さんはマフラーを手掛けるようになって20年、エクスアートを立ち上げてからは6年というまさに吸排気系のスペシャリストなのである。

純正マフラーが劣っているわけではないが、何か物足りないのは事実

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伊藤さん「大前提としてお伝えしておきたいことは、決して純正マフラーが性能面で劣っているわけではないということです。エンジン性能、消音、そしてコストと非常に優れたバランスの上で成り立っているんです。」

特にファミリーカーと呼ばれる比較的安価な価格帯のクルマにとっては、当然マフラーの製造に大きくコストを割くことはできない。そんなギリギリの条件の中でも最良の性能が得られるようにバランスよく作られたのが純正マフラーだという。

伊藤さん「そんな純正マフラーですが、やはりさまざまな制約の中で作られたものなので、ユーザーによっては物足りないと感じる人もいるでしょう。性能はもちろん、サウンドや形状など、純正では満足できないこだわりのあるユーザー様の要望に応えるのがアフターのマフラーと言うわけなのです。」

エクスアートでは、世界で1本だけのオリジナルマフラーを制作することも可能!

EXART lexus_isf_oneoff
EXART lexus_isf_oneoff
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さらにエクスアートでは、製品ラインナップにない車種や、自分だけのオリジナルマフラーが欲しいというユーザーに対して、ワンオフマフラーの制作も請け負っている。ユーザーからデザインや音などの要望をヒアリングし、可能な限り要望に合わせた一品物のマフラーを制作してくれるのだ。

ワンオフと聞くとかなり時間がかかるイメージがあるが、なんとエクスアートでは実際に車両を預かってから1~2週間で完成させてしまうというから驚き。これは伊藤さんの長年の経験と知識の積み重ねによるものだろう。

ちなみにエクスアートのマフラーは他メーカーのものに比べて少々値が張るものが多いと思うかもしれないが、通常のラインナップにあるアイテムも含め、すべてのものを伊藤さんとスタッフの2名がハンドメイドで一本一本仕上げているのだ。

そのため、ラインナップにあるものでもほぼワンオフ品と同じ工程を経てユーザーの元へ送り出されているというわけ。

もちろん材質は腐食に強いステンレスだから、一度購入してしまえば末長く使えるということになる。ずっと愛用できる特別なマフラー、そう考えればエクスアートの製品は決して高いものではないという訳だ。

エクスアートの新作マフラーは、大人気のスズキ 新型ジムニー用!

EXART new jimny
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そんなエクスアートが新たにラインナップに加えたのが、未だに大人気で納期に相当時間がかかると言われている新型ジムニー(JB64W型)用のマフラーだ。

新型になったジムニーは街乗りでの扱いやすさや乗り心地が大幅に向上し、それまでとは異なるユーザー層を取り込んでいる。様々なユーザーの要望に応える為、エクスアートとしては珍しい軽自動車用のマフラーの制作と相成ったそうだ。

マフラーの形状は法改正で合法となったワイルドなサイド出しマフラーも検討したというが、今回の新作マフラーは他に類を見ない4本出しの形状としている。

4本出しと言っても威圧感のあるものではなく、輸入車のハイパフォーマンスモデルに設定されているような品を持ち、一目でノーマルとは異なることが分かる絶妙な仕上がりとなっている。

当然、性能やサウンドにもこだわっており、ノーマルではやや物足りない高回転域の伸びをプラスし、同時に回転を上げていくにしたがって乾いた快音を奏でるようにチューニングが施されている。

こちらのアイテムはJQR認証取得済で車検対応品となっているから、マフラー交換をしたからディーラーに入れない……という心配は一切なし。

これから路上で多く見かけることになるであろう新型ジムニーオーナーが、その他のジムニーと差別化を図るには打ってつけのマフラーと言えるだろう。

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