テレビ朝日系で4月に2週連続で放送するドラマスペシャル「離婚なふたり」（金曜午後11：15、放送日未定）で、リリー・フランキーが主演を務めることが分かった。演出は映画「桐島、部活やめるってよ」（2012年）で知られる吉田大八監督で、地上波ドラマを初めて手掛ける。共演はリリーの妻・今日子役を小林聡美、今日子が依頼する弁護士役を岡田将生が務める。
同ドラマは、「理想の夫婦」を描かせたらナンバーワンといわれる売れっ子脚本家の主人公・野田隆介（リリー）が、ある日突然、23年間連れ添った妻の今日子（小林）に離婚を切り出されたことから物語がスタートする。シナリオの執筆もそっちのけで悩む隆介の前に、今日子から依頼された弁護士・堂島正義（岡田）が現れて次々と要求を突き付け、隆介はさらに追い込まれていくこととなる。“夫婦は空気のようなもの”と考えていた隆介が、まったくの想定外の申し出を受けて右往左往する姿をおかくしくも切なく描く。
見どころについてリリーは、「この主人公はダメ人間で、いいところが一つもない。離婚をテーマにした物語なので大人のドラマではありますが、まったく大人っぽくないです。ある程度、年齢を召した方はもちろんリアルな“あるある感”を見いだしてくださると思いますが、僕は逆にこれから結婚したいと思っている若い人たちにこの夫婦を見てもらいたいと思っています。見ていただければ、『こうなっちゃいけないんだな』ということが明快に分かりますから（笑）。ホームドラマとしてはとても斬新な作品で、見終わった後『変わったドラマを見たな』とお感じになると思います」とアピールしている。
