ノラ・ジョーンズ『ビギン・アゲイン』4月12日に発売決定、新曲「ジャスト・ア・リトル・ビット」配信開始

photo by Clay Patrick McBride

過去グラミー賞に9回輝いた、シンガー・ソングライターのノラ・ジョーンズが、コンセプト・アルバム『ビギン・アゲイン』をリリースする事を発表した。2月22日午前0時より、プレオーダー開始になった今作には、ノラがWILCOのフロントマン、ジェフ・トゥイーディーや、ソロ・プロジェクトのダヴマンでも活動しているトーマス・バートレットとのコラボレーションにより、昨年レコーディングを行なった色とりどりの7曲が収録される。CD、デジタル配信以外に、アナログでの発売も予定されている。

2月22日から先行配信された新曲「ジャスト・ア・リトル・ビット」は、ノラ自身のプロデュースで、彼女のヴォーカル、ピアノ、オルガンの他に、ブライアン・ブレイドのドラム、クリストファー・トーマスのベース、デイヴ・ガイのトランペット、レオン・マイケルズのテナー・サックスが堪能できる。

 2016年にアルバム『デイ・ブレイクス』のリリース後、長期に渡るプロモーション、そしてアルバムを引っさげてワールド・ツアーを行なったノラだったが、昨年、ひっそりとスタジオに入り、“songofthemoment”(ソング・オブ・ザ・モーメント) というコンセプトの基、何のプレッシャーもジャンルの境界線も持たずに、ただクリエイティヴな道に没頭して、音楽を作れるという純粋な喜びを楽しみながら、友人達とほぼ全て即興というセッションを行ない、配信にて4曲リリース。なお、この4曲は今作品『ビギン・アゲイン』に初CD化として収録される。

 昨年夏からノラがソング・オブ・ザ・モーメント・シリーズでリリースしてきたシングル楽曲達(1,3,4,6)は、魅惑的なエレクトロニック・サウンド、厳格なアコースティック・フォーク・バラード、オルガンとホーン満載のソウル・ソングまで、様々なジャンルを網羅してきた曲達と、2月22日から配信開始となった「ジャスト・ア・リトル・ビット」を含めて3曲の新曲(2,5,7)を追加した内容となっている。今作『ビギン・アゲイン』はノラのクリエイティヴィティを色々な角度から撮影した7枚のスナップ写真のような作品である。

■『ビギン・アゲイン』収録曲
<収録曲>
1. マイ・ハート・イズ・フル My Heart is Full(Written by Norah Jones and Thomas Bartlett)
2. ビギン・アゲインBegin Again (Written by Norah Jones and Emily Fiskio)
3. イット・ワズ・ユー It Was You (Written by Norah Jones)
4. ア・ソング・ウィズ・ノー・ネーム A Song with No Name (Written by Norah Jones and Jeff Tweedy)
5. アッ・オゥ Uh Oh (Written by Norah Jones and Thomas Bartlett)
6. ウインタータイム Wintertime (Written by Norah Jones and Jeff Tweedy)
7. ジャスト・ア・リトル・ビット Just a Little Bit (Written by Norah Jones, Sarah Oda, Brian Blade,
and Christopher Thomas)

■リリース形態

・SHM-CD(国内盤)
品番:UCCQ-1097
価格:2,100円(税抜価格+税)
購入はこちら 

・アナログ盤(輸入盤)
品番:774-4040
価格:オープンプライス
購入はこちら 

・配信
バンドルDL
価格:1,500円(税込)

単曲DL
価格:250円(税込)

iTunes予約はこちら 

他予約リンクまとめURL 

■プロフィール
ノラ・ジョーンズが初めて世界に名を知られることになったのは、2002年にリリースされたデビュー・アルバム『ノラ・ジョーンズ』だった。ノラ本人が“気まぐれで可愛らしいレコード”だという同作で、彼女の声が世の中に届き、瞬く間に世界的社会現象となった。そして、2003年グラミー賞を総なめにし、当時のメイン・ストリームだったポップ・ミュージックから、音楽シーンを大きく動かす作品となったのだ。それ以来、ノラは5000万枚に迫るアルバム・セールスを記録し、グラミー賞にも9度輝いた。『フィールズ・ライク・ホーム』(2004)、『ノット・トゥ・レイト』(2007)、『ザ・フォール』(2009)、『リトル・ブロークン・ハーツ』(2012)、『デイ・ブレイクス』(2016)という、評価も高く、セールスとしても大成功を収めた数々のソロ・アルバムをリリース。そして彼女のバンドであるザ・リトル・ウィリーズやプスンブーツ名義でもアルバムを発表してきた。2010年にリリースされた『ノラ・ジョーンズの自由時間』は、ウィリー・ネルソン、アウトキャスト、ハービー・ハンコック、フー・ファイターズなど、幅広い一流ミュージシャンとのコラボレーション楽曲を集めたアルバムとなっており、彼女の多才さが伝わる一枚となっている。デンジャー・マウスがプロデュースを手掛けた『リトル・ブロークン・ハーツ』は、世界を魅了し続けるノラにとって、アーティストとして大きく進化を遂げた作品だった。そして、『デイ・ブレイクス』では、ジャズというルーツに立ち返りつつも、アメリカ音楽の基盤となってきたカントリー、フォーク、ロック、ソウル、ジャズというスタイルで、豊かなタペストリーを織り上げ、ノラが、その独自のサウンドで、この時代に活躍するアメリカのアーティストとして欠かせない存在であるという事を世界に示した。最近では、ジェフ・トゥイーディーやトーマス・バートレットを含むアーティストや友人とのコラボレーションにより、様々なジャンルのシングル・シリーズをリリースしている。

4月のオーストラリア、ニュージーランドのツアーに続き、2019年夏の北米ツアーが発表された。
詳細はこちらから 

© ユニバーサル ミュージック合同会社