新城「チーム最大の目標達成の一歩手前まで来た」 ツアー・オブ・オマーン第5ステージ

ツアー・オブ・オマーン第5ステージはフィニッシュに平均勾配10.5%、標高1235mの岩山が待ち構え、総合優勝争いを大きく左右する最後の山場となるクイーンステージ。総合優勝を狙うチームのエース、ドメニコ・ポッツォヴィーボ(イタリア)のため、バーレーン・メリダの新城幸也らは中盤から集団をコントロールしながら牽引。最後の登りで勝負を託されたポッツォヴィーボは、ステージ3位、総合でも2位に付け、最終日を迎える。

新城は6分25秒遅れの55位でクイーンステージを終えている。

クイーンステージの山頂、無事にフィニッシュした新城
スタートの準備をする新城

新城のコメント:

「昨日のステージ優勝でこのレースでの一つ目標をクリアし、次はポッツォヴィーボの総合表彰台が最終的な目標となるクイーンステージ。スタートし6人が決まる。当初、チームの作戦は総合争いだけのステージとなるはずだったが、ポッツォヴィーボ自身が調子が良いという事なので、ステージ優勝も狙おうという事に。自分も残り50kmぐらいから先頭交代に入った。時速50kmから60kmで先頭を引くのは、落車した体には決して楽では無かったけど、良い練習になった(笑)。ポッツォヴィーボは現在レースリーダーのアレクセイ・ルツェンコ(アスタナ)から遅れ、ステージ3位に終わったが、総合は2位にジャンプアップし、チーム最大の目標達成の一歩手前まで来た。最終日はキツイ周回コースにボーナスタイムもあり、最後まで気が抜けないが、ポッツォヴィーボの総合を守りながら、コロブレッリのステージ優勝で良いツアーにしたい。」

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