長崎県の北松佐々町を流れる佐々川でシロウオ漁が始まり、春の訪れを告げている。ピークは3月上旬ごろとみられる。
ハゼ科で体長は5センチ。2月から3月にかけ、産卵のため川を遡上(そじょう)する。住民は、川の護岸から突き出すように設置した足場で1.5メートル四方の「四つ手網」を使い、ぴちぴちと跳ねるシロウオをすくっていた。
漁を始めて34年という口石免の井上順一さん(77)は「群れが網に入ってくるのを見ながら取るのが楽しい。躍り食いやてんぷら、吸い物で食べるとおいしい」と話した。
春を告げるシロウオ漁 遡上の群れに網「取るの楽しい」
- Published
- 2019/02/22 00:00 (JST)
- Updated
- 2019/02/22 16:07 (JST)
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