筑波メディカルセンター はしか、2人院内感染か 入院患者の男児と同室

県内5人目 過去8年最多

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はしかの二次感染について説明する筑波メディカルセンター病院の軸屋智昭院長(左)ら=21日午後8時、つくば市天久保

県は21日、はしかに感染して筑波メディカルセンター病院(つくば市天久保)に入院していた同市内の男児と同室だった患者2人が新たにはしかに感染したと発表した。2人はつくばみらい市内の男児と、土浦市内の10代女性。院内感染したとみられ、同病院が同日、記者会見を開いて経緯などを説明した。県によると、今年の県内患者数は5人目で、過去8年で最多となった。

県健康危機管理対策室によると、つくばみらい市内の男児は4〜12日まで同病院に入院。20日に38度台の高熱が出たことから、県衛生研究所で検査した。女性は3〜8日に入院、19日に38度台の発熱と喉の痛みを訴えた。同研究所の検査で2人とも21日に感染が確認された。現在は2人とも退院して快方に向かっているという。いずれも予防接種歴があった。

つくば市内の男児は1月26日に家族と入国。2月4日に39度台の発熱があり、同病院に入院した。その後、同研究所の検査ではしかと判明した。

同病院は、つくば保健所の指導を受け、感染拡大防止に努めたが、「院内で二次感染につながった」としている。

同病院と同保健所は引き続き、患者を経過観察するとともに、接触者の対象を広げ、患者に対応した職員や同室の別の入院患者、患者の家族らの健康調査を行うなど、感染拡大防止に努める。

新たに2人の感染が判明したことで、今年の県内患者は5人目となった。1月にはフィリピンから入国したつくば市内の男児の感染が判明し、今月17日にも土浦市内の男児の感染が確認されていた。

同対策室は「定期予防接種を受けていない子どもは、かかりつけ医に相談して早めに接種を」とし、海外に渡航する際は、現地での流行状況を確認するよう注意を呼び掛けている。(朝倉洋)