HIV感染、患者 昨年 最多の14人 早めの検査呼び掛け【大分県】

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 2018年に県内で新たに確認されたHIV感染者とエイズ患者は計14人だった。1985年の統計開始以降で最多。保健所で匿名による抗体検査(無料)を受けることができ、県は「心配な人は早めに受けてほしい」と呼び掛けている。

 エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に感染して起きる病気。主に性的な接触でうつる。感染から10年程度は症状がないが、次第に抵抗力が低下して重い感染症などにかかりやすくなり死に至ることがある。近年は治療法が進歩し、感染しても早期に適切な治療をすれば発症を防ぐことができる。

 県内では94年に初めて感染者を確認した。これまで感染者と患者の合計が10人を超えたのは2014年のみ。18年の内訳は感染者6人、患者8人で発症後に受診した人が多いのが特徴という。全国的な報告者数はここ10年横ばい。

 保健所で抗体検査を受ける人はピーク時の6割に減少。県健康づくり支援課は「発見が遅くなっている一因ではないか」とみている。感染の有無は検査をしなければ分からず、周囲への感染防止のためにも早めの対応を求めている。

 保健所の連絡先や検査日は県のホームページで確認できる。医療機関(有料)で検査をすることも可能。