世界遺産の学習成果発表 保存・活用のアイデアも 長崎大付属小4年生100人

 世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」について1月から社会科の授業で学んでいた長崎大付属小(長崎市文教町)の4年生約100人が21日、県庁8階の展望エリアで学習成果を発表した。
 地元の遺産を学び、郷土愛を養う狙い。児童は同市外海地区にある構成資産「外海の出津集落」を訪れ、フランス人宣教師ド・ロ神父の業績などを学んだ。
 児童は写真やグラフなどを手に学んだことを発表。「会員制交流サイト(SNS)で情報発信」「分かりやすい看板の設置」「マナーが掲載されたパンフレット作製」など、遺産を保存・活用するためのアイデアを提案した。
 サッカーJ2、V・ファーレン長崎の応援歌で知られる2人組ロックバンド「FUNKIST」も参加。潜伏キリシタンの歴史を踏まえ、「好きなものを好きと叫べる今を明日につなげていこう」などの詞や生徒の発表内容を盛り込んだ歌を即興で披露した。

構成資産の魅力を発信する方法についてアイデアを発表する児童=県庁

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