控え濃厚もカージナルスでのプレイを望む好打者・マルティネス

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昨季、自身初となる規定打席到達を果たして打率.305、17本塁打、83打点、OPS.821の好成績をマークしたホゼ・マルティネス(カージナルス)だが、ポール・ゴールドシュミットの加入とデクスター・ファウラーの戦列復帰により、レギュラーの座は保証されていない。今オフは指名打者として打撃力を活かすために、ア・リーグの球団へのトレードも浮上したが、最終的にカージナルスはチーム随一の好打者をキープすることを決断した。控え扱いが濃厚となったマルティネスだが、「僕は今季、カージナルスでプレイしたいと思っていたんだ」とカージナルスに留まることができたことを喜んでいる。その理由とは何なのか。

マルティネスがカージナルスに加入したのは2016年5月(金銭トレード)だ。移籍前年の2015年、マルティネスはAAA級で打率.384という高打率をマークしたものの、ロイヤルズは彼をメジャーに昇格させなかった。2016年、カージナルスに加入したマルティネスは9月にメジャーデビューを果たし、翌2017年にはメジャー定着。カージナルスでの3シーズンで通算270試合に出場し、打率.309、OPS.850と自慢の好打を遺憾なく発揮している。

マルティネスがカージナルスに加入した2016年にAAA級メンフィスで監督を務めていたのが、現カージナルス監督のマイク・シルトである。「僕は彼のことをリスペクトしているし、彼の僕のことをリスペクトしてくれている。今年はどのポジションでプレイするかわからないけど、カージナルスでプレイしたいと思っていたんだ」とマルティネスはシルトに全幅の信頼を寄せている。

マルティネスがメジャーデビューを果たした翌年、シルトはクオリティ・コントロール・コーチとしてメジャー昇格。再びマルティネスと同じチームに所属することになった。その後、シルトは三塁ベースコーチ、監督代行を経て、昨年8月に正式にカージナルスの監督に就任。マルティネスは全幅の信頼を寄せる指揮官の下でプレイすることを心地よく感じているのだ。

一塁にゴールドシュミット(1450万ドル)、左翼にマーセル・オズーナ(1225万ドル)、右翼にファウラー(1450万ドル)と高額年俸の主力選手がおり、まだ年俸調停権すら取得していないマルティネスの出場機会が制限させてしまうのは仕方ない部分もある。しかし、チーム随一の好打者であるマルティネスは、4年ぶりのポストシーズン返り咲きを目指すカージナルスにとって、必ずや不可欠な戦力となることだろう。