浅利陽介、山下智久に俳優人生を救われた過去明かす

2月2日の日テレ系「メレンゲの気持ち」に出演した俳優の浅利陽介が、山下智久に俳優人生を救われたと語った。

劇場版も大ヒットした「コード・ブルー –ドクターヘリ緊急救命–」シリーズの一員でおなじみの浅利。

浅利は「(俳優を辞めようという気持ちは)『コード・ブルー』のファーストシーズン始まるよ、ってぐらいの時が一番のピーク。『もう、辞めたいな~』って思いましたね」と明かす。

幼少時から芸能界にいたため、浅利は20歳の頃に芸能界から身を引くことを考えたという。

「芸歴が長いので、そこに変なプライドがあって。テレビを見てると1年目の子とかが抜擢されてて、そこにジェラシーを感じるんですよ。それで腐っていく感じがあって。『悔しいわ~』ってずっと思ってたんですよ」と浅利。

そんな状況で入った「コード・ブルー」の仕事である。

浅利は自分で周囲とのあいだに壁を設けていたといい、「最初の方は、テレビで見てた山下、新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未さんとか。キラキラしてるメンツの中で、僕がポツンとそこにいるなっていう感じがあったんですよ。そんななかでいると、現場では誰とも喋ってなかったんです。喋るのもめんどくさいし、何喋っていいかも分からないし」と当時を振り返った。

一緒に仕事をしているといえど、“そっちはキラキラの人たち。自分は入っていけない”と距離を置いていたそうだ。

だが、転機は「あるときに、撮影終わって山下くんが、『俺の車のってく?』って言ってくれて」と訪れる。

当時の浅利はプライベートで仕事仲間と関わるのもウンザリというほどいじけていたそうだが、「乗ってみて、2時間ぐらい車を運転してたんですけど。ほぼずっと無言なんですよ」という。

しかし、山下のある言動がきっかけで状況が一変したといい、「トモが言うんですけど、『いま、俺が聞いてる曲で、すごい流行ってる。この曲いいんだよね』って、キマグレンの『LIFE』っていう曲を流してくれて。僕、音楽好きなので、『いいね』と思って。それで気分がコロッと変わって。音楽の話で一気に盛り上がった。共通で喋ることがあったときがすごい嬉しくて。『これだったら皆とも喋れるな』と思って」と浅利。

山下と音楽の話題で盛り上がったことから、“これなら仕事仲間とも打ち解けられる”と思ったという浅利は、そののち、「コード・ブルー」の撮影現場でも輪に入っていくようになり、「それで周りもどんどん変わっていくんですね」と壁がとりはらわれたのだそうである。

山下の行動によって、浅利の人生が大きく変わったようだ。

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