DJI、管理ソフト「FLIGHTHUBエンタープライズ」発表

DJIの管理ソフト「FLIGHTHUB」のラインナップに「FLIGHTHUBエンタープライズ」が新登場。利用者により多くの実装制御とデータセキュリティの保証をもたらすことになる。産業ドローン利用者は、BVLOS(目視外飛行)や夜間運用のための技術的基盤を築きながら、ドローンプログラムの拡張および管理をすることが可能になる。

FlightHubの機能強化により、 運用中のドローンフリートや生成データの管理も可能になりました。

とDJIストラテジック パートナーシップ ディレクター Jan Gasparicはコメント。

FlightHubエンタープライズによる運用管理

FlightHub概要動画

DJI FlightHubソフトウェアを使用すると、企業や団体は1つのプラットフォームから、運用のあらゆる側面を効率的に管理可能できる。Webベースのサービスとして、FlightHubベーシックと FlightHubアドバンストは、実運用の監視、飛行データの管理、フリートと操縦者の管理、そして効果的に運用を計画する機能を実装し現在サービス提供中だ。さらにFlightHubエンタープライズには、実装業務とデータセキュリティをより細かく管理できる追加機能がある。

プライベートクラウドホスティング-企業や団体は、既存の組織リソースやセキュリティプロトコルを利用し、ドローンフリートの効果的なワークフローを構築、プライベートクラウドまたはオンプレミスのITインフラ内で、「FlightHubエンタープライズ」をホスティングすることを選択できる。 専用アプリDJI Pilot- FlightHubエンタープライズ専用の新しいアプリ「DJI PILOT PE」は、高いデータセキュリティ要件を持つユーザー向けに設計されたDJIフライトコントロールアプリのカスタマイズ版。DJI Pilot PEは、データをパブリックネットワークに送信せず、プライベートITインフラにホスティングされている企業のFlightHubエンタープライズプラットフォームにのみ、直接接続される。 ファームウェア管理- ドローンのファームウェア更新を一元的に管理し、ドローンフリートを独自のペースで認証および更新。その結果、セキュリティコンプライアンスを確保し、重要な任務遂行中の予期せぬ遅延を回避可能。 ミッション計画-ウェイポイントまたは地図作成ミッションを各操縦者に自動で送信し、ドローン運用計画を立て監督。 デバイス管理-機体とバッテリーの使用時間を含む機器の使用状況を記録し、機器が正しく機能し、機体メンテナンスがスケジュール通りに実施される。

これらすべての新機能により、FlightHubエンタープライズは、大規模な災害対応業務、警察や消防などの指令本部でのリアルタイムのデータ確認による迅速な意思決定が求められる公共安全業務、エネルギーや通信産業での点検中に遠隔にいるエンジニアへの情報伝達など、幅広い商業および産業分野の顧客の需要に応えることが可能になった。

ドローンは、現場での意思決定の方法を変え、人々の安全を守り、事業資産のパフォーマンスを最大にするための情報を提供する重要なツールとなっています。

また、私たちのお客様は、ドローン技術をシンプルかつ安全、確実に取り入れたいと望んでいます。FlightHubエンタープライズを、弊社の一体化ソフトウェアプラットフォームである、The Ground Control™に統合することで、私たちのお客様は、前例のない制御と知見をすぐに手に入れるでしょう。

と、空撮インテリジュンスソリューションのリーダー企業であるMeasure社CEO兼共同創設者 Brandon Torres Declet氏はコメントした。

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