かながわ駅伝 市立橘高陸上部3人が躍動 4年ぶりVに貢献

川崎市中原区

©株式会社タウンニュース社

左から山田選手、福士選手、信櫻選手

 県内19市11町の代表が集う「かながわ駅伝」が2月10日、秦野市などで行われ、川崎市が4年ぶりの優勝を果たした。この大会で市立橘高校の陸上部の3人が活躍。日頃の練習の成果を発揮した。

 同部3人のうち福士陽都さん(18)、山田俊輝さん(17)は川崎市チーム、信櫻(しのざくら)空さん(17)は横浜市チームにチーム入り。

 7区でアンカーに抜擢された福士陽都さんは、中学2年の時に補欠で参加し今回2回目の出場。アンカーとして走るのは初めて。川崎市チームは選手の力が拮抗しており、前日にアンカーとして走ることが決まり緊張していたという。「2番手の選手と2〜3分の差があったので安心して自分の走りができた」と話す。また、山田俊輝さんは今回補欠で出場。中学3年時に1区を走った経験もある。「他選手のアップの仕方や動きを見て勉強になった」と話し、「付き添いのサポートの重要性は自分が受けていて分かっていたので、水やコートを選手に渡すなどサポートに徹した」と話した。信櫻空さんは「向かい風が強くて目標タイムからは離れてしまい悔しかったが、今後のモチベーションになった」と話した。

伝統のチームワーク

 同校の陸上部で共に練習している3人。市立橘高陸上部は男女合わせて100人ほどの大所帯。性別や種目の垣根を超え、部員全員でミーティングをしたり、互いにアドバイスし合うことでより個々の技術が高まっているという。信櫻さんは「2年生として練習を引っ張りたい。でも不調な時には、男子2人の技術レベルが高いので相談することもある」と話す。

 さらに自主性も大事にしており、練習計画や目標は自分たちで立てている。今シーズンは生徒自ら「誰かのために、人のために」というテーマを掲げ部全体で取り組んでいるという。福士さんは「シーズン中は上級生として自分が練習を引っ張っていたが、今は1、2年生に委ねている。ちゃんと自分たちで進められるようになってきたと感じる」と話す。自主性のバトンもしっかりと受け継がれている。

 顧問の田代洋平教諭は「種目・性別で分け隔てなく活動し、自主的に動く生徒が多い。顧問としてはその自主性を大切にしながら、サポートしていくようにしている」と話す。これからも強さの伝統は受け継がれていく。