木村文乃×大沢たかおで最後の「大奥」!! 徳川吉宗を支えた側室の半生描く

3月25日放送のフジテレビ開局60周年特別企画「大奥 最終章」(午後8:00)に木村文乃が主演することが分かった。これまで3本の連続ドラマ、6本の単発ドラマ、1本の映画を生み出した人気シリーズ「大奥」の完結編となる本作は、8代将軍・徳川吉宗の時代を舞台にしたものになり、吉宗役を大沢たかおが演じることも決まった。

同作は、これまで菅野美穂や松下由樹、内山理名、仲間由紀恵、深田恭子、沢尻エリカらが主演してきた「大奥」シリーズの完結作。連続ドラマのほか劇場版や舞台版が制作されるなど人気を集めてきた。暴れん坊将軍としても有名な徳川第8代将軍・吉宗の時代を舞台に、徳川家の基盤を立て直した吉宗を精神的支柱として陰ながら支え続けた側室・久免(木村)の半生を描く。

木村は「今回いただいた役がとても大役であることは理解していたので、『こんな大役を任せていただいていいのかしら?』というのが正直なところです。お話をいただいてから時間がたちましたが、今でも信じられない気持ちです」と新鮮な面持ち。同系ドラマ初主演だが「主演とは言え、『大奥』シリーズはとても歴史のあるタイトルで、一から作るわけではありませんし、今まで携わられた方々の中に入れていただくという感覚です。演じる久免も自己主張が強いタイプではありませんので、今回の現場での目標は久免らしく、皆さんとちょっとずつコミュニケーションをとっていきたい」と意気込む。

将軍・吉宗役の大沢とは初共演だが「大沢さんとは、だいぶ昔にお目にかかってお話をさせていただいたことがあって、自分のやりたいことや目標を明るく語られる方なんだなという印象がありました。初共演ではありますが、自分の中で大沢さんのことを吉宗だと認識する期間が長かったので、『あれ、まだ会っていないんだ』という感覚です。共演が今から楽しみです」と話している。

その大沢は「自分が“暴れん坊将軍”を演じる日が来るとは思いませんでしたが、この作品は伏魔殿と言われる大奥が舞台。大奥では簡単には暴れられない“暴れん坊将軍”になりそうです」と笑顔。「家族を大事にしながらも幕府の未来を案じ、そして華やかな大奥の世界でも奮闘していた、まだ誰も見たことのない人間“徳川吉宗”になればと考えてます」と意欲的に語った。初共演の木村については、「久免の持つ明るさや愛情、凜とした心(しん)のある女性としての姿は、木村さんの印象そのものでした。今から共演をとても楽しみにしています」と期待を寄せた。

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