黒岩知事、認可外保育施設指導職員配置へ

 神奈川県議会第1回定例会は19日、本会議を開き、公明党の渡辺均(藤沢市)、かながわ国民民主党・無所属クラブの曽我部久美子(横浜市戸塚区)、県政会の楠梨恵子(横浜市栄区)の3氏が代表質問に立った。

 黒岩祐治知事は、幼児教育・保育の無償化に関連し、国が定めた床面積や保育士の人数などの監査基準に満たない認可外保育施設に対し、「基準を満たすための個別指導を行う職員を新たに配置し、認可外施設のフォローアップを強化したい」と述べた。

 基準を満たしていない認可外保育施設に対しては、10月から5年間の経過措置が設けられ、その間に基準に達することが求められる。新たに配置する職員は、県域の80カ所の施設に対し直接指導を行う。知事は「今後も保育環境の充実に全力で取り組んでいく」とした。

黒岩祐治知事(資料写真)

© 株式会社神奈川新聞社