敗戦もあり得るかとの不安がよぎったマンチェスター・シティを救ったのはFWレロイ・サネの強烈フリーキックだった。20日にチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦1stレグでシャルケと対戦したマンCは85分まで1-2でリードされる苦しい展開。しかもマンCはニコラス・オタメンディが退場処分となったため、1人少なくなっていた。
その危機を救ったのがサネだ。85分にフリーキックのチャンスを得ると、サネは古巣シャルケ相手に強烈なフリーキックをお見舞いした。サネといえば主に左サイドを中心に縦へ切り裂く高速ドリブラーの印象が強く、これほど高精度な飛び道具を持っていることに驚いたサポーターも多かったはず。ボールスピード、コースも抜群の一撃で、今後もマンCでフリーキックを担当すべきだろう。
英『Daily Mail』によると、サポーターからも驚きの声が挙がっているという。これだけのボールを蹴ることができるのなら、もっと蹴る機会を増やしてほしいと願っているのだ。
「今まで見た中で最高のフリーキックの1つ。サネはマジシャンだ」
「驚異的なフリーキックだ。なんてテクニックなんだ」
「なぜサネはもっとフリーキック蹴らないの?」
「レーヴがロシアW杯のメンバーからサネを外したことを思い出した。監督として史上最悪の決定の1つだ」
マンCに飛び道具ができれば大きく、サネはこの一撃でサポーターのハートを掴むことになった。同じレフティーであることを考えると、レアル・マドリードのガレス・ベイルのようなキッカーになってくれれば文句なしだろう。