2月14日にメキシコのプエブラからアビスパ福岡へ加入したフェリックス・ミコルタは、福岡をJ1昇格に導くか注目されているFWだ。
アビスパの公式リリースによると
2008Atletico Bucaramanga (コロンビア1部)
2009-11Once Caldas (コロンビア1部)
2011Deportes Tolima (コロンビア1部)
2012Deportivo Cali (コロンビア1部)
2012Atletico Nacional (コロンビア1部)
2013Santa Fe (コロンビア1部)
2014Uniautonoma (コロンビア1部)
2014-15Maritimo(ポルトガル1部)
2014-15Maritimo Ⅱ(ポルトガル2部)
2015Independiente Medellin (コロンビア1部)
2015-16Maritimo(ポルトガル1部)
2015-16Juarez(メキシコ 2部)
2016-17Juarez(メキシコ 2部)
2016-17Chiapas(メキシコ 1部)
2017-18Puelba (メキシコ 1部)
2018America de Cali(コロンビア1部)
2018-19Puelba (メキシコ 1部)
という経歴の余りの長さにびっくりした人も多いのではないだろうか?
2008年にアトレチコ・ブカラマンガでキャリアをスタートさせて以降、メキシコ、ポルトガルと海外でもプレーしてきた。1989年生まれ29歳の選手にしては非常にたくさんのチームでプレーしているのは間違いない。
そんな彼は非常に特徴のあるフットボーラーなので紹介したいと思う。
右サイドバックできます。
フェリックス・ミコルタはこれまでMF登録だった時期などもあり様々なポジションでプレーしてきた。実際に『transfermarkt』を見ても2016-17シーズンなどは右サイドバックでプレーしており、フォワードでありながらも試合によってはサイドバックでプレーをしている。
アメリカ・カリの公式Twitterを見ても攻撃的MF(volante ofensivo)となっているのがわかるだろうか。
足の速いウィンガーとしての起用はもちろんだが、点取り屋としての側面、さらには攻撃的サイドバックとしての起用にも応えることができよう。
コロンビアの選手らしく身体能力が高く頭、足双方でゴールを狙えるほか、技術とスピードがありするすると抜けていくようなドリブルを得意とする。
あだ名は「ワニ」
そんなミコルタだがゴールを決めると、地面にはいつくばって匍匐前進のようなポーズをとるのが恒例となっている。
このゴールセレブレーションはワニダンスで、彼の選手としての愛称は「ワニ(El Cocodrilo)」、「ラコステ(LaCoste)」、「マンディンゴ(Mandingo)」とそれにちなんだものとなっている。
アビスパは昨年トゥーリオ・デ・メロが怪我の末に引退、元日本代表FW森本貴幸も怪我とセンターフォワードに泣かされた。
石津大介は守備にまで戻るなどシャドウストライカー的な選手で、ドゥドゥ(現・甲府)はドリブルに魅力があり左右でもプレーした。さらに、松田力もサイドで起用されていただけにセンターフォワードとして点取り屋をどうするかは課題である。3トップの左右でミコルタを使うのか2トップの1角なのかは非常に興味深い。
いずれにしても、ミコルタがたくさんのワニポーズを見せるようだと自然とJ1昇格が見えてくるのではないだろうか。