【平成の長崎】長崎ペンギン水族館の入館者 350万人突破 平成28(2016)年

 開館15周年を迎えた長崎ペンギン水族館(長崎市宿町)の入館者が21日、350万人を突破し、記念セレモニーで節目を祝った。
 350万人目の来館者は同市平間町の三田村源太君(11)=市立高城台小5年=。祖母の美智子さん(64)、弟の貫嗣君(9)=同校3年=、勇伸ちゃん(3)と訪れ、市水産農林部の原田泰光部長とくす玉を割った。
 源太君は小さいころからよく同館を訪れ、お気に入りは頭部に黄色の飾り羽があるイワトビペンギン。記念品や認定書を手渡され「びっくり。うれしい。運が良かった」と笑顔。楠田幸雄館長は「突破を機に、さらにお客さまに楽しんでもらえるイベントを企画し、ペンギンの数も増やしていきたい」と話した。
 同館は、1998年に経営難で閉館した長崎水族館からペンギンを譲り受け2001年4月にオープン。4年目に100万人、8年目に200万人、13年目に300万人を突破した。飼育種9種類(計175羽)は世界一。350万人達成は予想より早いペースという。
(平成28年5月22日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

350万人目の記念でキングペンギンの縫いぐるみの記念品を受け取る三田村君(左)=長崎ペンギン水族館

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