航空会社の現場体感 活水女子大生17人

 日本航空(JAL)と教育や研究分野で連携協定を結んでいる活水女子大の学生が19日、大阪国際空港とJALグループのジェイエア(大阪府池田市)の客室訓練施設で、航空機の運航業務を学ぶプログラムに参加した。
 連携協定の取り組みの一環で、日本航空長崎支店が企画し、ジェイエアが協力。これまで同グループの社員が出向いて講義やワークショップを主に行っていたが、航空会社の現場を知り、業界への理解を深めてもらおうと初めて実施。同大のサークル「ホスピタリティ&ツーリズム研究会」の学生17人が参加した。
 学生らはオフィスや搭乗口、駐機場、手荷物の荷さばき場、格納庫を巡るなどして、グループの各担当者からカウンターやゲート、整備などの各業務ついて説明を受けた。機体を模した施設「モックアップ」では、機内でのサービスを再現。ジェイエアの客室乗務員(CA)から指導を受けながら、アナウンスや飲み物の提供などを体験した。
 3年の平野紗也伽さん(21)は「各部門の連携の大切さや現場で働く人たちの思いが伝わってきた。緊急脱出訓練では、CAの表情、口調が一変。命を預かる重みを改めて考えさせられた」と話した。

担当者の話を聞く学生=大阪国際空港

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