リヴァプールはポグバを狙え? 決戦を前にマンUを倒したPSGを参考に

マンUのポグバ photo/Getty Images

24日、プレミアリーグ制覇を狙うリヴァプールはアウェイでマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。現在はマンチェスター・シティの方が消化試合が1つ多いが、首位を譲っている格好だ。リヴァプールはもう勝ち点を落とせない。

では、どうやってマンUを撃破するのか。英『Liverpool Echo』がターゲットにすべきと名指ししたのはMFポール・ポグバだ。指揮官がオーレ・グンナー・スールシャールに代わってからポグバは好調を維持しているが、1度だけペースを乱したゲームがあった。0-2で敗れたチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦のパリ・サンジェルマン戦だ。

まさに完敗との表現がふさわしい内容で、マンUはあらゆる局面でパリ・サンジェルマンに後れを取ってしまった。パリ・サンジェルマンが徹底していたのがポグバ潰しで、センターバックを本職とするマルキーニョスがポグバに密着。ポグバはそれまで1試合平均65本のパスを出していたが、この試合では33本にまで落ちている。

キーマンのポグバをいかに潰すのか。これはリヴァプールにとっても同じテーマとなる。ポグバとポグバが流れてくる左サイドを徹底的に遮断したパリ・サンジェルマンの戦い方は1つのヒントになるはずで、リヴァプールも参考にできるはずだ。

さらにパリ・サンジェルマンはMFユリアン・ドラクスラーが攻撃時にポグバの背後を取るなど、ポグバの守備の部分も狙ってきていた。同メディアはここもロベルト・フィルミーノに使わせるなど、パリ・サンジェルマンの戦い方を参考にしてほしいと伝えている。今回のマンU戦のテーマはポグバの弱みをどこまで突けるかということになりそうだ。

もっともマンUは力負けしたパリ・サンジェルマン戦を除けばFA杯でもチェルシーを撃破するなど絶好調だ。リヴァプールにとって簡単なゲームにはならないはずだが、優勝するためにはオールド・トラフォードでも意地で勝ち点3を獲るしかない。

© 株式会社FACTORIES