オープン戦スタート マリナーズ・イチローは2点タイムリー

日本時間2月22日に予定されていたマリナーズ対アスレチックスの試合は雨天のため中止となったが、日本時間2月23日は大学生相手の2試合を含めて計4試合が行われ、2019年のオープン戦がスタートした。サウスイースタン大学と対戦したタイガースは13対2、ノースイースタン大学と対戦したレッドソックスは6対0で快勝。メジャー球団同士の対戦となった2試合では、フィリーズがレイズに3対2、マリナーズがアスレチックスに8対1で勝利した。マリナーズのイチローは「7番・左翼」で先発出場し、3回裏二死満塁の第2打席でライトへの2点タイムリー。直後に代走を送られて試合から退いたが、2打数1安打2打点の好スタートを切った。

マリナーズは開幕投手候補の1人であるマイク・リークが2回1安打無失点の好投を見せ、3回から8回までは6人のリリーバーが各1イニングを投げてアスレチックス打線をわずか1安打に封じる見事なピッチング。最終回に8番手のニック・ランベローがアスレチックスの有望株捕手、ショーン・マーフィーにソロ本塁打を浴びたものの、8人の投手がアスレチックス打線を4安打1得点に封じた。

打線は初回にミッチ・ハニガーが左中間への1号2ランを放って先制し、2回裏の第1打席で捕手へのファウルフライに終わったイチローが3回裏の第2打席で2点タイムリー。その後もホゼ・ロバトンのタイムリー、ジョー・デカルロの2点タイムリーなどで着実に加点し、終わってみれば8対1の快勝となった。

フィリーズ対レイズの一戦は、正三塁手争いを繰り広げるスコット・キンガリーとマイケル・フランコが存在感を発揮。キンガリーが初回に三塁打を放って相手のエラーで先制のホームを踏むと、フランコは押し出し四球と1号ソロで2打点を叩き出した。

レイズは2点ビハインドの3回裏に崔志萬(チェ・ジマン)の犠牲フライで1点差に迫り、再び2点ビハインドで迎えた6回裏にはジェイソン・コーツの1号ソロで1点差としたものの、反撃及ばず惜敗。レイズのトミー・ファムは両軍で唯一となるマルチ安打(3打数2安打)を記録した。

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