乃木坂46 齋藤飛鳥の魅力とは?|本日「アナザースカイ」出演!その活躍に迫る

©株式会社クラップス

「ザンビ」プロジェクト オフショットより

人気アイドルグループ、乃木坂46。生駒里奈を始め、西野七瀬、橋本奈々未らが卒業していく中、乃木坂46の中心としてグループを牽引しているのが齋藤飛鳥。2018年10月には映画『あの頃、君を追いかけた』で初主演を務め、ヒロイン役を見事に演じきりました。アイドル、モデル、女優と幅広い活躍をしている齋藤飛鳥という人物の魅力に迫っていきたいと思います。

INDEX(もくじ)

1:齋藤飛鳥とは?
2:齋藤飛鳥は当初人気メンバーではなかった
3:齋藤飛鳥はいつから人気が出たのか
4:齋藤飛鳥のアイドル論
5:齋藤飛鳥の演技論
6:齋藤飛鳥の活躍について
7:齋藤飛鳥 活躍表
8:最後に

1:齋藤飛鳥とは?

まず齋藤飛鳥という人物に迫る前に齋藤飛鳥について簡単に紹介します。乃木坂46の第1期生として乃木坂に加入することとなった齋藤飛鳥。ファンの間では「あしゅ」や「あしゅりん」と言ったあだ名で呼ばれています。

©zambi project

アイドルを志すきっかけとして齋藤飛鳥は、「嫌なことがあり、何もかも嫌になったが詰まらない人生は送りたくないと考え、自分と同じ境遇の人に元気や幸せな気持ちを与えたいと思ったから」と語っています。

齋藤飛鳥は、乃木坂46の1期生では最年少メンバーで、日本人とミャンマー人の間に生まれたハーフでもあります。齋藤飛鳥のファンであれば周知の事実ではありますが、知らない方も意外と多いのではないでしょうか。テレビ番組「乃木坂工事中」内の恒例企画「シングルCDヒット祈願」では故郷のミャンマーを一人で訪れたこともあります。

年齢も年齢のため乃木坂46が初めての芸能界と思われる方もいると思いますが、実は子役の経験があります。「ピラメキーノ」というテレビ東京系列で放送されていた子供向けバラエティ番組に出演していました。13歳という年齢にしてはテレビ慣れしている印象を当初から受けていたので、小さい頃からテレビに出演していたと知り、納得したのを覚えています。

また、齋藤飛鳥といえば顔が小さいことでも知られ、顔の大きさはなんと18cm、頭まわりは50cmという驚異の小顔の持ち主。その上8頭身でもあるので、抜群のスタイルなんです。番組各所でも顔の小ささがピックアップされることも多く、「乃木坂工事中」では同メンバーの秋元真夏との顔の大きさ比較でMCを務めるバナナマンの二人にイジられることも多々…。ただでさえスタイルの良いメンバーが揃っている乃木坂46の中ですら顔の小ささは抜きん出ていることがわかると思います。例えば、普通の人が使用するマスクを齋藤飛鳥が身につけると顔全体が覆われてしまうほど。

(c)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ

『あの頃、君を追いかけた』クランクアップ記者会見より

2:齋藤飛鳥は当初人気メンバーではなかった

今でこそ、人気メンバーの一人、中心的存在の齋藤飛鳥ですが、乃木坂46加入当初から人気メンバーだったわけではありませんでした。デビューシングルの「ぐるぐるカーテン」では表題曲のメンバーにも選出され、その後も順風満帆かと思いきやその後4枚目シングル「制服のマネキン」に至るまで選抜メンバーから外れてしまいます。

まず、選抜という制度について知らない方のために説明すると、乃木坂46にはまず選抜メンバーとアンダーメンバーという、いわゆる一軍と二軍が存在し、メディアに多数出演しているのは選抜だと思ってもらって構いません。つまり、齋藤飛鳥はその間選抜からアンダーでの活動を余儀無くされることになってしまったのです。選抜から外れた際に齋藤飛鳥はこうコメントを残しています。

「前回選ばれたから甘えている部分があり、努力が足りなかった。選抜から外れてしまったことは悔しくて辛くて前を向けられていない。でも、ちゃんと頑張るから見ていてください。アンダーでも輝いてみせます。」

このコメントから分かるように最年少という年齢ながら自身の欠点をしっかりと分析し、アンダーという場でしっかりと活躍をアピールする決意を話しているのを聞いたときにこのメンバーはいつか表舞台に立てると密かに思っていました(ここまでの活躍は流石にこの時点では予想できませんでしたが…)。

しかし、その後も4thシングルの「制服のマネキン」で選抜に選ばれてからアンダーと選抜入りを交互に行き来する状態が続きました。これまでアンダーとしてともに切磋琢磨してきたメンバーが選抜にも選ばれ始める中、悔しさのあまり乃木坂46を辞めようかと悩んでいた時期もあったそうです。しかし、その間も齋藤飛鳥はめげることはなく、6thシングル「ガールズルール」に収録されているアンダー曲「扇風機」でセンターを務めるなど、アンダーという場所で徐々に頭角を現わしてきます。

今でこそ乃木坂46には欠かせない存在であるため、この時代があったことは忘れてしまいそうになりますが、この時代があったからこそ齋藤飛鳥のいまがあることは間違いありません。乃木坂46結成当初からファンである方は齋藤飛鳥の不遇の時代をともに共有してきたこともあって、現在のこの活躍は嬉しいことでしょう。

3:齋藤飛鳥はいつから人気が出たのか

不遇の時代を経験してきた齋藤飛鳥の人気に火がついたのは、2015年のことでした。1月のファッション誌「CUTiE」での単独表紙、2月には専属モデルに抜擢とこれまで決して目立つ存在ではなかった齋藤飛鳥にとって、この抜擢が世間に齋藤飛鳥という魅力を知ってもらうきっかけになったように思います。抜擢の経緯については分かりかねますが、齋藤飛鳥のこれまでの努力に加え、持ち合わせているそのスタイルの良さにモデルとしての才能を見出されたのでしょう。

この人気を後押しするかのように3月リリースの11thシングル「命は美しい」では約1年半ぶりとなる選抜復帰。11枚目ということで乃木坂46の第2章として新たなスタートを乃木坂46とともにスタートすることができました。この選抜発表で齋藤飛鳥が語った「個の重要性」というワードがとても印象的でした。齋藤飛鳥自身のモデル抜擢とその他白石麻衣を始め生駒里奈や橋本奈々未、西野七瀬らの乃木坂46外での活動も顕著になり、グループとしての成長のためには個人個人が力をつけていくことが今後の乃木坂46の成長には欠かせないと、この時の齋藤飛鳥は悟っていたのでしょう。

これを境に齋藤飛鳥だけではなく乃木坂46がグループとしても成熟されていきます。以降の活躍は皆さんも知っての通りで、齋藤飛鳥個人としてはANNA SUIの2015年秋冬アジア圏ビジュアルモデルに抜擢やファッション誌「sweet」のレギュラーモデルへの起用、13枚目のシングル「今、話したい誰かがいる」では福神に選抜、そして15th「裸足でSummer」では念願叶いセンターの座に登り詰めました(齋藤飛鳥個人の活動については後ほど詳しく紹介しますので、ここでは代表的なものにとどめます)。

齋藤飛鳥の成長とともに乃木坂46も完成されていったといっても過言ではありません。乃木坂46の近年の活躍を語る際には、齋藤飛鳥抜きでは語れないでしょう。

4:齋藤飛鳥のアイドル論

アイドルとして人気を獲得するに至るまでに様々な苦労があったことは前述の通りですが、ここでは齋藤飛鳥が考えるアイドル像に迫ろうと思います。アイドルという偶像に対する考え方や姿勢が異色であり、かつそれでいてアイドルとして成功をおさめているアイドルは業界を見ても数えるほどしかいないでしょう。齋藤飛鳥はそのひとりに数えられます。

始めに、齋藤飛鳥は皆の理想を体現する“アイドル像”を演じてはいないということが齋藤飛鳥というアイドルを語るためには外せません。分かりやすく言えば、アイドルらしさを追求することをやめ、齋藤飛鳥という人物の素をそのまま表現しています。乃木坂46加入当初は、アイドルに近づくために「アイドルのキャラクター」を演じていたと語る齋藤飛鳥。加入当初、レギュラー番組「乃木坂って、どこ?」内で行われた自己紹介では「乃木坂46最年少、中学一年生13歳の齋藤飛鳥です」と明るく振る舞い、今では決してしないであろうドナルドダックのモノマネを披露していました。このように最初は無理をしてでもアイドルを演じることに徹し、「アイドルはこうでなければならない」という思い込みから自分を追い詰めていくことに。それと並行するように選抜メンバーに選ばれない日々が続いたこともあり、その中で自分の中でのアイドル像に疑問を抱き始めたそうです。

その後、アイドルを演じることを無理だと悟り、これまでの演じていた自分から素を見せることを決心。着飾らない自然体なキャラが徐々に定着していきました。余談ですが、齋藤飛鳥の乃木坂46公式ブログを加入時と現在を比べてみると、その変化に驚かれることでしょう。ファンの欲求に応えるべくアイドルらしくいることがアイドルとして成功収めると思われがちですが、アイドルとしての自分をさらけ出し、ありのままを見てもらうことが結果として自分の魅力が伝わりやすくなる良い例でもあります。実際に齋藤飛鳥がイメージの転換を行ってからというものの、素でいることが受け入れられ、それが齋藤飛鳥の個性として新たなアイドル像を作り上げていくことになりました。

ファストファッションブランド【GRL】より

5:齋藤飛鳥の演技論

2018年10月には台湾映画の日本版リメイク作『あの頃、君を追いかけた』が公開され、齋藤飛鳥はヒロイン・早瀬真愛役を務めました。台湾では新人監督、無名キャストでありながら観客動員2000万人を記録するなど大ヒットを記録し、日本国内でも注目を集めた作品が元となっています。

(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ

キャストには、『HiGH&LOW』シリーズなどに出演している山田裕貴と乃木坂46の齋藤飛鳥、松本穂香、佐久本宝など錚々たる出演者が揃っていますが、特筆すべきは齋藤飛鳥の映画初主演でしょう。乃木坂46ファンはもちろんのこと、原作のファンからも齋藤飛鳥が優等生役の早瀬真愛をどのように演じるのかに注目が集まりました。

これまで乃木坂46としてドラマ『初森ベマーズ』への出演や舞台『あさひなぐ』で主演を務めるなど数々の演技は経験していた齋藤飛鳥。主演を務めた舞台『あさひなぐ』では映画やドラマとは違うその場で演技が繰り広げられるリアルタイムな空間に苦手意識があった齋藤飛鳥はかなり苦労したそうで、東京公演の千秋楽での挨拶の際には涙ぐんでしまう場面も。

その経験もあってか、『あの頃、君を追いかけた』では齋藤飛鳥が齋藤飛鳥本人を演じていると錯覚してしまうほどリラックスしており、自然体な演技だったように感じました。しかし、普段は感情の起伏が少ないという齋藤飛鳥だからこそ、感情を表現する演技について監督からの絶妙な指示を体現する難しさも語っており、映画初主演らしく困難もあったようです。

共演した水島浩介役の山田裕貴は斎藤の演技について、「小手先の余計な演技はせずに、無駄をそぎ落としたピュアな演技をしているからこそ伝わる部分があるんですよね。今後、ほかの役も見てみたくなりました。」とAbemaTIMESのインタビュー語っているように、斎藤飛鳥の演技には役者として様々な可能性を示唆しています。何事にも直向きすぎる齋藤飛鳥だからこそ、本作での自然体な演技が実現したのではないでしょうか。齋藤飛鳥だからこそなし得るピュアな演技を見てみたいですね。

(C)『あの頃、君を追いかけた』フィルムパートナーズ

6:齋藤飛鳥の活躍について

乃木坂46としての活動以外にも齋藤飛鳥の活躍は目覚ましく、ソロ写真集の発売からCMにTVと引っ張りだこです。2017年に発売された写真集『潮騒』は、北海道と沖縄という季節感の異なる場所で撮影が行われ、気球や木の船での撮影や今回が初となる水着のカットが見られます。見た感想としては、季節感の異なる場所での撮影のためか、齋藤飛鳥の表情にも場所ごとに違って見え、一冊で二度楽しめる写真集になっていると感じました。

2017年より個人としてCMにも多数出演しており、タウンワーク「雪国」編でダウンタウンの松本人志と中川大志と共演を果たし、齋藤飛鳥による毒舌が印象的なスニッカーズ「毒舌アイドル」篇などにも出演。個人でCMに出演しているメンバーは多くはなく、齋藤飛鳥の人気を示すものになっていますね。

そして、昨年12月には「情熱大陸」に齋藤飛鳥が出演したことで話題に。齋藤飛鳥の普段みることができない素顔に迫りつつ、海外公演の舞台裏の様子が放送されました。齋藤飛鳥の活躍から乃木坂46のエースとして紹介される齋藤飛鳥。そんな華やかなイメージとは裏腹にアイドルらしからない一面が覗ける貴重な映像であった。「アイドル・齋藤飛鳥とは?」を端的に知ることができるので、見られる方はぜひ見てほしいです。西野七瀬が卒業した今乃木坂46の中心である白石麻衣との何気ない会話に白石の齋藤飛鳥への期待感が感じられ、暖かい気持ちになりました。

©zambi project

7:齋藤飛鳥 活躍表

最後に、乃木坂46の楽曲やドラマ、映画など齋藤飛鳥のこれまでの活躍を紹介します!

●齋藤飛鳥選抜入りシングル曲

・1st『ぐるぐるカーテン』(2012年2月22日発売)
・4th『制服のマネキン』(2012年12月19日発売)
・7th『バレッタ』(2013年11月27日発売)
・11th『命は美しい』(2015年3月18日発売)
・12th『太陽ノック』(2015年7月22日発売)
・13th『今、話したい誰かがいる』(2015年10月28日発売)
・14th『ハルジオンが咲く頃』(2016年3月23日発売)
・15th『裸足でSummer』(2016年7月27日発売/初となるセンター曲)
・16th『サヨナラの意味』(2016年11月9日発売)
・17th『インフルエンサー』(2017年3月22日発売)
・18th『逃げ水』(2017年8月9日発売)
・19th『いつかできるから今日できる』(2017年10月11日発売/斎藤飛鳥と西野七瀬のWセンター曲)
・20th『シンクロニシティ』(2018年4月25日発売)
・21th『ジコチューで行こう!』(2018年8月8日発売/自身2度目のセンター曲)
・22th『帰り道は遠回りしたくなる』(2018年11月14日発売)

※2nd、3rd、5th、6th、8th〜10thについては齋藤飛鳥はアンダーのため割愛。

●齋藤飛鳥ソロ曲

・「硬い殻のように抱きしめたい」(3rdアルバム『生まれてから初めて見た夢』(Type-B)収録)
・「惑星タントラ」(MONDO GROSSOのアルバム『何度でも新しく生まれる』に収録)

●齋藤飛鳥映画出演

・『さくらん』(2007年2月24日公開)
・『悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46』(2015年7月10日公開)※ドキュメンタリー
・『あの頃、君を追いかけた』(2018年10月5日公開)

●齋藤飛鳥舞台出演

・『あさひなぐ』

●齋藤飛鳥ドラマ出演

・『東京特許許可局』
・『少女のみる夢』
・『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2016』
・『ザンビ』(2019年1月24日〜)

8:最後に

映画『あの頃、君を追いかけた』で主演を務め、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せている乃木坂46・齋藤飛鳥の魅力に迫りました。現在は「ザンビ」プロジェクトの第2弾として放送されているドラマ『ザンビ』でも主演を任されており、青春映画のヒロインとはまた違った一面を披露しています。乃木坂46をこれまで牽引してきた主要メンバーが次々と卒業を発表していく中、これからの乃木坂46を引っ張っていく存在となるのは間違いないでしょう。いや、もうすでに乃木坂46という看板を背負っていると言っても言い過ぎではないのかもしれませんね。

(文:川崎龍也)