【平成の長崎】サッカー日本代表監督に森保氏 長崎県民、期待膨らませる

平成30(2018)年

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 サッカー日本代表の新監督に森保一氏(49)=長崎県長崎市出身=が就任した7月26日、長崎県内の関係者からも喜びの声が上がった。「適任者」「活躍を」「すごい」-。長崎県出身者で初のフル代表監督。しかも2020年東京五輪監督兼任という大役に期待が膨らんだ。

 長崎日大高時代の監督でサッカースクール長崎FC(諫早市)の下田規貴代表(71)は「やんちゃな半面、人付き合いがよく、チームの輪の中心にいた」と懐かしむ。卒業後に進んだマツダ(現サンフレッチェ広島)は育成に力を入れたクラブ。「『良いプレーヤーの前に良い人間であれ』という理念で育ててもらい、ひときわ勉強熱心になった」。広島監督時代は3度のリーグ優勝。五輪監督になり、ワールドカップ(W杯)ロシア大会でコーチも務めた。「指導者としての階段を着実に上がってきた。適任者は彼しかいない。強い日本に育ててほしい」と手腕発揮を願った。

 高校時代の同級生でサッカー部主将だった大村市の会社社長、山口洋介さん(50)は「プレーはうまくて献身的。一つ一つの立ち居振る舞いが周りを引きつける不思議な魅力がある」と表現する。五輪監督の就任祝賀会を2月に諫早市で開いた際「次はフル代表監督もありえるぞ」と声を掛けたという。「兼任は大変だが、プレッシャーをばねに活躍してほしい」とエールを送った。

 J1のV・ファーレン長崎を率いる高木琢也監督(50)は現役時代、広島などでチームメートだった。日本代表としてともに1993年「ドーハの悲劇」も経験した盟友に対し「指導者の最高峰。すごいことだなと思う」と敬意を表した。一方で「V長崎から代表に選ばれる選手をつくっていくことは、代表の強化につながる。そういう意味でサポートしていきたい」と誓っていた。
(平成30年7月27日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

2月、五輪監督の就任祝賀会で地元のサッカー少年たちに講演した森保氏=長崎県諫早市金谷町、諫早観光ホテル道具屋