五島つばきマラソン 過去最多681人が健脚競う

 長崎県五島市の冬の目玉イベント「第19回五島つばきマラソン」(実行委主催)が24日、同市三井楽町の遣唐使ふるさと館を発着点に開催され、過去最多となる681人の出場者が健脚を競った。
 2015年から県内で唯一、フルマラソンを実施しており、出場者は年々増えてきた。三井楽、岐宿両町にまたがるコースは、見ごろを迎えたツバキの花や海岸線から望む海が魅力。起伏が激しいことでも知られる。
 フルに318人、ハーフに243人、4人一組で走るリレーに30チームが出場した。招待選手として、今年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)2位のMHPSに所属する的野遼大選手(同市出身)、浦野輝選手(佐世保市出身)も参加。市民ボランティア約350人が給水所などで大会運営を支えた。
 フルとリレーの部は午前9時にスタート。澄み切った青空の下、選手たちは目標タイムに向けて勢いよく走りだしたり、沿道の家族に笑顔で手を振ったりして、思い思いのペースで楽しんでいた。フルの男子は、山中裕司選手(埼玉県)が2時間46分55秒でトップだった。

フル、リレーの部で一斉にスタートする選手たち=五島市三井楽町

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