高萩高と北茨城特別支援学校 教員が相互研修 異なる環境体験、意識改革

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北茨城特別支援学校の生徒と花のプランターへの追肥などを行う高萩高の八木沼好美教諭(手前)=北茨城市中郷町

本年度からフレックススクールとなった県立高萩高校(高萩市高萩、森田一洋校長)と、県立北茨城特別支援学校(北茨城市中郷町、大内一成校長)は、各学校の教員による相互授業研修を初めて実施した。支援学校の教員が高萩高へ、高萩高の教員が支援学校へ出向き、1日かけて授業を体験。教員の意識改革や教員間の連携をつくり出し、よりよい教育活動の実施を目指す試みだ。

高萩高からは保健体育科や音楽科の教諭らが今月6日と8日に、各日2人ずつ計4人が同特別支援学校を訪れて授業研修を行った。授業の進行や生徒との関わり方、言葉掛けなどを体験。農業科の八木沼好美教諭は生徒と花のプランターへの追肥などを一緒に行った。橋本麻未教諭(家庭科)は3年生が社会に出る際の服装について体験する授業などを受けた。「生徒に対する工夫した対応などが勉強になった。実践していきたい」と話した。

高萩高は昨年度から、同校教員が中学校での出前授業を行い、本年度は初めて中学校教員を高萩高に招いて授業を行ってもらい、学び方や教え方を学んでいる。今回の相互授業研修について森田校長は「生徒への対応について映像や講話などの研修を積んできたが、実際に指導者としての経験が必要と感じた。特別支援学校で授業を行った先生には経験したことを他の先生に広げていってほしい」と話し、継続していきたい考えだ。

1月21、22日には同特別支援学校から高校の免許を持つ教諭4人が高萩高1年のクラスで研修した。新倉一央教諭(保健体育科)は「高校生の普段の会話や休み時間の過ごし方を見てみたかった」と話し、「環境面で大きな違いがあり、事前の準備がないと指導の難しさを感じた。今回の経験を生かして一人一人に寄り添っていきたい」と感想を話した。

同特別支援学校の伊藤芳昌教頭は「学ぶことがたくさんあったと聞く。教員の意識改革や、教員同士がつながることでアドバイスをし合えるようになるのでは」と期待する。(飯田勉)