感謝の気持ち込め供養 ひな人形など200体 島原

 各家庭で大切にされていた、お内裏さまやおひなさまを供養する「ひな人形供養祭」が22日、島原市寺町の護国寺であった。
 島原城や商店街など市内100カ所にひな人形を飾る「島原城下ひなめぐり」(3月10日まで)の一環で、実行委が初めて開いた。
 島原近郊や長崎、佐世保などから、ひな人形など約200体が持ち寄られた供養祭には約10人が参列。祭壇に36体のひな人形が並べられ、僧侶が読経。参列者は焼香し別れを告げた。
 境内では、おたきあげがあり、感謝の気持ちを込めながら燃やされる人形を見守った。実行委の林清子副委員長は「長年、女の子の成長を見守り役目を果たした人形を供養できた」と話した。

供養されるひな人形=島原市、護国寺

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